ブリスターフェンダー2代目 Blister_fender_2nd
リペアが完了したブリスターフェンダーの初代ですが、2代目を製作します。
初代はウィング込みのデザインなので、販売する場合はウィングまで製作する事になり
価格が高くなります。
賃貸ガレージを借りていた頃から、ウィング部の盛り上がりの無い平坦なデザインの
ブリスターフェンダーも考えていました。フェラーリ・テスタロッサのようなイメージ。
それと、初代で気になっていた点も改修していきたいと思っています。
いちから創るのではなく、初代の型から抜いたフェンダーを改造していきます。
今回は長いコンテンツにする予定ではないのでサクっといきたいと思っています。
では、2020年の新たな製作記、スタートです。
ほこりだらけの型を引っ張り出してきて複製です。
ゲルコート⇒樹脂パテ⇒#450マットを2プライ。
年末の2日間、正味7時間でそこまでやりました。
年が明けて3日から作業再開。
脱型は異常なほど簡単にできました。
不要部分をサンダーでカットして複製完了!
ノリシロが無いと位置合わせがとても大変なんです。
#450マットを2プライ貼り込みました。
この日は晴れていたのですが、太陽の偉大な力に
焦らせられました。
外気温は10度程度だったのですが樹脂が固まる
スピードが速い早い。。
屋外では遅延タイプの硬化剤が良いですね。
ノリシロと接着する予定だったのですが、樹脂の硬化が
早かったので今回は仮固定としてタッピングビスで
留めました。
次回の作業でノリシロと接着します。
ここまでが冬休みでの作業です。トータル4日。
新しいフェンダーの製作にはまだ入れていません。
やりたい事はいっぱいあるのですが、まずは土台を
しっかり作り込まないと良い結果は生まれません。
やりたい事を列記しておきます。
・ブリフェン形状変更。(テスタロッサ風に)
・ボディとの合い(ノリシロ)作製。
・タイヤアーチの再製作。(現状まったく気に入っていない)
・ダックテールスポイラー再製作。(現状ヨレている&新しいブリフェン形状に合わせる)
サクッと終わるような作業量では無い気がしてきた。。
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水平なラインを描き、切断しました。
ちょっと切り過ぎた気もしますが。。
まぁそこは後でパテで成形します。
別途製作したFRP板をアルミ角パイプで水平に接着。
フェンダー側の干渉部はすべて切断したので、
FRP板は宙に浮いた状態でした。
その状態で慎重にアルミテープを貼ってスキマを
塞ぎました。
画像の部分はオモテからR形状に削り込むので、
そのままだと穴が開きます。
樹脂パテで肉厚を増しました。
模型で言う「裏打ち」ってやつですね。
ここで一気に2プライ貼り込んだのと、
樹脂が多すぎたのが後のミスに繋がったんだな・・・
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重要というか一番難しい部分です。
前側のRと綺麗に繋ぎ合わせる事ができるか?
それを解決してくれるのが、画像の冶具です。
そういえば以前も同じ物を作ってRを作製しました・・・
カドをサンダーで飛ばしてからパテ盛りして
この冶具で削りました。
以前より作業が早くなっているのを実感します。
以前は「どうしようか・・・」と悩んでいた作業が、
今では経験の積み重ねであっさり出来たりします。
成長してるんだなぁw
真ん中が凹んでいました。。
樹脂を多く含みすぎたので熱収縮が激しく起こって
しまったのでしょう・・・
FRPを貼る際は、余分な樹脂は掻き出して排出させ
ますが、この部分は袋状になっており、排出口が
無かったので拭き取らずそのままにしていました。
こういう失敗が経験値となるんです。
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今回からサイドダクトの造形に入ります。
画像は以前製作した型です。
パッと見は純正っぽく見えるダクトですが、
開口面積やダクト形状、Rなどが違っています。
ガラスマットを2プライ積層しました。
この型は形状が複雑で貼り込み難いです。
動画では終始無言で淡々と作業してます。
1時間ほど掛かって2本とも抜けました。
バリを削り取って複製完了です!
これからR形状の修正を行いますが、
恐らく大変な作業になると思います・・・
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作り直します。
ダクト右上の部分を作り直すだけですが、
R形状のつながり部分なので広範囲に変更しなければ
なりません。
ここは図面も引けないような形状なので
出たとこ勝負感があります。
とりあえずイイ感じになるように造形してみます。
中央あたりには3つのRが繋がっていますが、
無理のないRでつながってくれています。
垂れ下がっていた右上もイイ感じに見えます・・・
縦のラインが真っ直ぐになっていない。。
ここはRとRがぶつかって現れる、物理法則上こうなる
しかないラインなので修正のしようがない。
また奥のRから作り直し・・・
今度は綺麗なラインができるハズと思い込んでやってた
ので結構つらいものがあります。。
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考え抜いた秘策を実行しました。
鉄板です。0.3mm厚のSUS板をガイドとして使います。
これなら、削れて欲しくない部分が鉄板なので、パテが
先に削れていくので、欲しいラインを維持できます。
結果の程は、下記の動画で!!
すいません、私は焦らさないタイプです。
結果として、めちゃくちゃ綺麗に造形できました!!
このダクトは、実はドアと干渉します。
なので、切断して10mm程詰める必要があります。
初代ブリスターの時にもここを切断して再成形しました。
今回はマスター型の時点で修正します。
出来上がった物を見れば大した事はないのですが、
実際の作業はとても大変だということが、
動画を見てもらえばわかると思います。
サイドダクトはこれで完成です。
動画は20分程度にまとめてありますが、
実際は実質10日分くらいの作業量でした。
R形状の造形はやはり難しい・・・
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