フルエアロ製作記-03   Full aero Production record
...

裏側にガラスマットを貼り付けて本接合します。
タイヤアーチ側は先に加工してます。

...

パテは盛ってるときは柔らかいんですよね・・・

...

最終的にはドアのラインに合わせて切断します。

▲2009,03,11
...

仮接合はやはりガムテープです。
とりあえずガムテープ部分だけツメを作ります。

...

離型剤としてワックスをしっかり塗りこんでおきました。

...

狭いながらも2プライ貼り込んであります。

...

10mm残して成形しました。

▲2009,04,30
...

型を作るときに大変な思いをしそうな傾斜です・・・

...

ダクト部のツメは幅が50mmありますが、現合で切断予定です。

...

う~ん・・・まともな分割型は初めてなので悩み所が満載です・・・

▲2009,05,06
...

離型処理としてワックスを5回塗り込んであります。

...

ここは製品では見えない部位ですが、気を抜かずに慎重にやってます。

...

1層目が固まっているのでヤスリ掛けしてから2層目を貼っていきます。
結構綺麗に貼れています。

▲2009,06,02
...

一番見える部分なのでワックスを5回塗り込んで拭き取ってあります。

...

ロービング糸は便利です。空気が入りません。

...

こういう山となる部分は空気が入らない良い方法ないんですかね・・・
Fバンパーとの接合フランジは、特に気を遣って型取りしました。

...

かなり重くなってきました。次の工程の為に不要なアルミテープは剥がしてしまいます。

▲2009,06,06
...

L字の谷部分にはロービングを入れました。 L字の谷=ロービング です。

...

単純な面構成ですが、山あり谷ありで結構大変でした。
5cm□程度に千切ったガラスマットを貼り付けていきました。

...

これでオモテ面は完成です。

▲2009,06,12
...

養生作業をしていて、つくづく嫌な形状だと思いました。。

...

エアが混入しないよう、時間をかけて慎重に貼り付けていきます。
千切ったガラスマットで山部分や細かいところを貼り付けていきました。

...

なんとか型取りが終了しました。

...

成形後の型です。

...

高低差の激しい複雑な形状ということがおわかりでしょうか・・・

...

真面目に製作した初めての分割型・・・ そこそこ良い出来です。

...

仮組みしてみました。これで型完成です!

▲2009,06,19

Fフェンダーダクト部の長さが足りていなかったので
延長します。(画像後ろ側(ドア側))


FRPの切れ端がなるべく真っ直ぐ接合するように
木材をガイドに仮固定しました。

 検索でこちらのページにお越しになられた方へ
 このページは、「Refined MR2」のコンテンツの一部です。
 本来のトップページはコチラ→Refined MR2になります。
この角度だと複雑なカタチがよくわかります。
抜けるのか少し不安になってますw

本来であれば、ここで型の補強のために型外側に
木材等を樹脂で固定しなければならないのですが、
前述の通り、この段階ではまだ完全ではないため
補強は入れません。
Fフェンダーとドアの開閉具合を見て、Fフェンダーを
再調整する必要があるためです。

裏側取り付け部分の型取り作業です。
スポット溶接のスキマや、メンテナンスホール、穴が
あるので、それらをアルミテープで塞ぎました。

次は一番面積が大きくてフェンダーの外観となる部分
です。同じくアルミテープでフランジを作製しました。
分割ラインは「確実に型抜きできる」ように考えて
作ってます。

ガラスマットを3プライ貼り付けたところです。
2層目と3層目は比較的ラフに貼り込みました。
1層目は1日自然乾燥させましたが、2層目以降は
その日にまとめて貼りました。
この辺りのノウハウは、CRAYZY SHIFTさん参照
です。

とりあえず1/4完成です。

ガラスマットを1プライ貼り付けたところです。
緑色に見えるのは、スキマ埋めに使った油粘土です。
結果としてあまり必要なかったかもしれません。

型はこの1層目が大事です。複雑な曲面なので、
空気が入り混まない様、慎重にエア抜きしています。
どうしてもエアが入る部分のコツは、10分くらい放置
して固まり掛けた所でネジローラでエア抜きをする。
という感じですね。

余分な部分をカットしてパテ盛って削って…
完成です。

狭い内側にガラスマットを貼り付けていきます。
純正のタイヤアーチよりだいぶ小さい円になります。
ここはもうネジローラーなんて入らないくらい狭いので
ゴム手袋をした手で貼り込んでいます。

FRPが固まって接合できたので、全面にパテ(中目)
を盛って成形します。

慎重に貼り付けて1プライ完成しました。
が、ここはさすがに空気が入りまくりでした。。
見えない部分なので、少し妥協入ってますw

マスター型から抜いた複製用4分割型です!

実は、マスター型がなかなか抜けませんでした。。
タイヤアーチのツメ部分がしつこく食いついていて
マスター型を破壊気味に剥がしました。。

次はドア側のダクト部分です。
ここは山となるカドばかりの角ばった形状で結構
慎重に貼り付けました。

ガラスマットの反発力を弱めるために、手で千切った
ものを貼り付けていくという技?をあみ出しました!w
それでも完全ではないですが、何とかエアが入らず
貼り付けられました。

ここはモールの部分ですが、フランジの立ち上がり
部等のL字の谷の部分には、ロービングというガラス
繊維を束ねた糸状のものを貼り付けました。
ガラスマットの反発力で、L字のカドとなる部分には
空気が入ってしまうためです。ロービングを入れる事
で、その空気の部分を無くしてしまうワケです。
モールの溝部分にも入れました。

ガラスマット3プライ貼り付け完了です。
1層目は1日自然乾燥させました。赤外線で急速に
乾燥させると予想以上に縮んでしまうからです。

作業工程としては、最初にロービング、カド部のある
フランジ、山部分、大きい面積の部分の順で貼って
いきました。

とりあえず2/4完成です。

4分割のメス型製作に入ります。

アルミテープで分割型の接合フランジを作りました。
アルミテープの粘着面にアルミテープを貼り合せて
います。恐らく粘着面のままだと脱型しにくいかと。
たぶん、これだけではまだわかりにくいですね・・・

完成したフェンダーの全体像。
ボディとの取り付け用フランジや、ツメ、折返し等を
見ると、4分割くらいの型を作らなければならない
ようです・・・
さらに、うまく型抜きできても、それはまだ最終版で
はないのです。抜いた物をさらに微調整して製品版
を作製。そして型取り・・・先は長い・・・

フェンダーダクト部分にもツメを作りました。
とにかく、FRPがバッサリ切れている部分が無いよう
すべての部分に折返しを設けてあります。
これで強度も増します。

フェンダー後部ドア側のアップ。
FRPをバッサリ切っただけの状態だと、いかにも安物
のようなエアロになってしまうので、折返しを作る為、
パテで傾斜を付けました。

FRPが固まったので、型代わりのスチレンボードを
剥がしました。
綺麗なRができていますね。

タイヤアーチのツメを作ります。
綺麗なRを出すためにスチレンボードを使用しました。

電動研磨器であらかた削って、細目パテを盛って
仕上げは手で研磨しました。
意外とうねっていますね…

3プライ貼り付けて完成です!
ボンネット側の細長い部位は小さな山と谷の連続で
往生しました。。

不要なバリ部分をサンダーで削り飛ばして全体に
ヤスリがけを行いました。
分割型のフランジを接合するためのボルト用の
穴も開けました。

M5の蝶ボルトで組み立ててみました。
予期しないようなスキマとかヨレは無いですね。
エア穴やマスター型のパテを持ってきちゃった所が
少々あるので、型の修正を行いました。
でも、初めてにしては比較的良い感じに出来ました。

これでオモテ面の貼り付けが完了で3/4が終了です。
次回は、恐らく一番やっかいな裏側のサポート及び
ボディとの取り付け部分の型取りです・・・

今までと同じく、1層目をゆっくり乾燥させて
2,3層目はまとめて貼り付けました。
画像は3層目が終わった所です。

どなたか山となる部分の対処方法を教えてください。。
ガラスマットを柔らかくほぐして山に被せても、間違い
なく空気が入ります。。仕方ないので縦と横の突合せ
で貼り込んであります。
2層目以降はヤスリでカドを丸く削って何とか貼り付け
ました。