フルエアロ製作記-03 Full aero Production record |
Fフェンダーダクト部の長さが足りていなかったので
延長します。(画像後ろ側(ドア側))
FRPの切れ端がなるべく真っ直ぐ接合するように
木材をガイドに仮固定しました。
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裏側取り付け部分の型取り作業です。
スポット溶接のスキマや、メンテナンスホール、穴が
あるので、それらをアルミテープで塞ぎました。
ガラスマットを3プライ貼り付けたところです。
2層目と3層目は比較的ラフに貼り込みました。
1層目は1日自然乾燥させましたが、2層目以降は
その日にまとめて貼りました。
この辺りのノウハウは、CRAYZY SHIFTさん参照
です。
とりあえず1/4完成です。
ガラスマットを1プライ貼り付けたところです。
緑色に見えるのは、スキマ埋めに使った油粘土です。
結果としてあまり必要なかったかもしれません。
型はこの1層目が大事です。複雑な曲面なので、
空気が入り混まない様、慎重にエア抜きしています。
どうしてもエアが入る部分のコツは、10分くらい放置
して固まり掛けた所でネジローラでエア抜きをする。
という感じですね。
余分な部分をカットしてパテ盛って削って…
完成です。
狭い内側にガラスマットを貼り付けていきます。
純正のタイヤアーチよりだいぶ小さい円になります。
ここはもうネジローラーなんて入らないくらい狭いので
ゴム手袋をした手で貼り込んでいます。
FRPが固まって接合できたので、全面にパテ(中目)
を盛って成形します。
マスター型から抜いた複製用4分割型です!
実は、マスター型がなかなか抜けませんでした。。
タイヤアーチのツメ部分がしつこく食いついていて
マスター型を破壊気味に剥がしました。。
ここはモールの部分ですが、フランジの立ち上がり
部等のL字の谷の部分には、ロービングというガラス
繊維を束ねた糸状のものを貼り付けました。
ガラスマットの反発力で、L字のカドとなる部分には
空気が入ってしまうためです。ロービングを入れる事
で、その空気の部分を無くしてしまうワケです。
モールの溝部分にも入れました。
ガラスマット3プライ貼り付け完了です。
1層目は1日自然乾燥させました。赤外線で急速に
乾燥させると予想以上に縮んでしまうからです。
作業工程としては、最初にロービング、カド部のある
フランジ、山部分、大きい面積の部分の順で貼って
いきました。
とりあえず2/4完成です。
4分割のメス型製作に入ります。
アルミテープで分割型の接合フランジを作りました。
アルミテープの粘着面にアルミテープを貼り合せて
います。恐らく粘着面のままだと脱型しにくいかと。
たぶん、これだけではまだわかりにくいですね・・・
完成したフェンダーの全体像。
ボディとの取り付け用フランジや、ツメ、折返し等を
見ると、4分割くらいの型を作らなければならない
ようです・・・
さらに、うまく型抜きできても、それはまだ最終版で
はないのです。抜いた物をさらに微調整して製品版
を作製。そして型取り・・・先は長い・・・
フェンダーダクト部分にもツメを作りました。
とにかく、FRPがバッサリ切れている部分が無いよう
すべての部分に折返しを設けてあります。
これで強度も増します。
フェンダー後部ドア側のアップ。
FRPをバッサリ切っただけの状態だと、いかにも安物
のようなエアロになってしまうので、折返しを作る為、
パテで傾斜を付けました。
FRPが固まったので、型代わりのスチレンボードを
剥がしました。
綺麗なRができていますね。
タイヤアーチのツメを作ります。
綺麗なRを出すためにスチレンボードを使用しました。
電動研磨器であらかた削って、細目パテを盛って
仕上げは手で研磨しました。
意外とうねっていますね…
3プライ貼り付けて完成です!
ボンネット側の細長い部位は小さな山と谷の連続で
往生しました。。
不要なバリ部分をサンダーで削り飛ばして全体に
ヤスリがけを行いました。
分割型のフランジを接合するためのボルト用の
穴も開けました。
M5の蝶ボルトで組み立ててみました。
予期しないようなスキマとかヨレは無いですね。
エア穴やマスター型のパテを持ってきちゃった所が
少々あるので、型の修正を行いました。
でも、初めてにしては比較的良い感じに出来ました。
これでオモテ面の貼り付けが完了で3/4が終了です。
次回は、恐らく一番やっかいな裏側のサポート及び
ボディとの取り付け部分の型取りです・・・
今までと同じく、1層目をゆっくり乾燥させて
2,3層目はまとめて貼り付けました。
画像は3層目が終わった所です。
どなたか山となる部分の対処方法を教えてください。。
ガラスマットを柔らかくほぐして山に被せても、間違い
なく空気が入ります。。仕方ないので縦と横の突合せ
で貼り込んであります。
2層目以降はヤスリでカドを丸く削って何とか貼り付け
ました。