フルエアロ製作記-04 Full aero Production record |
ガラスマットを2プライ貼り付けたところです。
初めてノンパラ樹脂を使いましたが、表面が固まら
ないので、積層時の表面ヤスリ掛けが必要なくなり
ました。結構いいです。
裏側取付け部の型と本体型の接合面は、2cmほど
貼り込んでありません。
あとで型同士を接合させてから貼り込みます。
Fフェンダーの複製に入ります。
その前に手持ちのFRP材料が少なくなってきたので
補充しました。
左からポリエステル樹脂インパラ20kg、同樹脂ノン
パラ4kg、ゲルコート黒4kg、離型剤PVA5kg、
上ガラスマット#450-20m×2 合計45000円。
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本接合した状態です。
とりあえず成形しないままだと、私の精神衛生上
よろしくないのでパテ盛りましたw
サフォーマーであらかた削ってイメージを出します。
ドアの先端部には面取りを施すので、あまり薄くは
できません。
裏側取付け部の型を接合しました。
前面側の複雑な形状をどういう接合にするか悩んで
見えない内側で接合することにしました。
本来はスポット溶接をはがして型取りすべきなんで
しょうね・・・
そしてゲルコートの黒を塗りました。
FRPの硬化剤と同じものを添加して作ります。
不要部分をカッターで切り取り、ダンボールを剥がし
ます。結構食いつきが良いので、離型処理してない
ためか剥がすのは大変でした。。
図面通りに30mm切断したフェンダーと、無駄に切断
されたドア側ですw
今度はドア側を30mm延長しなければなりません・・・
ドア側ですが、折り返し部分も良くできています。
ダクト部分もキツイ角度の割にちゃんと抜けました。
このあと、不要なバリをディスクグラインダーで切断
しました。
初めての本格的な分割型で、綺麗に複製ができた
ことに感動しましたw
早速ドリルで穴を開けて取り付けてみました。
ドア側の下側で固定する部分で自作の折り返しが
微妙に干渉してボルトが固定できませんでしたが、
干渉部をバッサリ切り落として事なきを得ましたw
以前も書きましたが、ここからやる事が多くなります。
まず第一に、ドア開閉時の干渉チェックです。
これによっては大幅に作り直しもあり得ます。
ボンネット側は、折り返しがキツイので、型を分けて
積層していくことにします。ある程度積層できたら
型をつなげて一つにします。
複製準備として、ワックスを5回塗り込みました。
上面が低く感じたのと、うねっていたのでFRPで
平らな板を作り、上面に接着しました。
こうすることで手間のかかる面だし作業がラクに
なります。
そんなわけで型から抜いた写真がないのです。。
これはボディ側の取り付け部の写真です。
ボディに型抜き処理をしてからFRPを貼り付けていき
ました。こちらも合計3プライになっています。
画像は一度取り外して成形したあとのものです。
ドア作業もいいかげん飽きてきたので他の作業にw
時系列は前後しますが、サイドスカートの製作です。
ベニヤ板と合板でベースとなる型を作ります。
地面に面する部分には緩やかなRをつけました。
見えない裏側も綺麗に成形しました!
ウレタンのままではポロポロと壊れていくので、
ポリエステル樹脂を塗りこみます。
発泡ウレタンは気泡だらけなので樹脂をよく吸い込ん
でくれます。
固まったらパテも盛ることが可能ですね。
ドアの無駄に切断した部分+30mmの延長・・・
発泡ウレタンを使うことにしました。実はまだ書いて
ませんが、発泡ウレタンはサイドスカート製作で実験
済みです。
ダンボールで型を作ります。
早速ドアを開けてみましたが…
画像の位置でフェンダーと干渉しました。。
MR2のドアは3段階でテンションが利いて止まる位置
があるのですが、この開度は1番目のテンションまで
きていません。手を離すと閉まります。。
この画像で左上と奥の部分にゲルコートの黒色が
無い部分がありますが、ここが本体型との接合部に
なります。
今度はこの部分にガラスマットを貼って接合します。
今回初めて離型剤のPVAを使いました。
原液のままハケで塗りこみました。
これは型と製品の間で、離型時に離型をサポートして
くれるスグレ物です。
木っ端で微妙な位置調整をして、取り付け部と接合
しました。この状態ではFRP樹脂による点付けのみ
で、仮固定ができたら取り外してサイドスカートの裏
側から本接合しました。
なんとか落ち着きました。
とまぁ簡単にまとめましたが、ここまでには大変な
労力が必要でした。パテを持って削るの繰り返し・・・
確か5回ほどやりました。
細かい所はまだやってません・・・
固まったので、とりあえず装着してドアが開くか検証。
みごとに全開しました!
Fフェンダーとの干渉は若干ありますが、大事に至る
ようなレベルではなく、細かいチリ合わせ程度なので
それらはこれから調整していきます。
2液を同量混ぜ合わせて、型に流し込みます。
混ぜて1分ほどで発泡が始まります。
画像は計量に使用した普通の紙コップで1.5杯分
です。型にスキマがあったようで下側に無駄に流れ
落ちてます。。
拡張したドア側を、干渉しない位置まで切断して
試してみたのですが、いくら切断しても全開度には
程遠いので、頭を冷やすためにヒンジやドアの位置
を計測して、自宅にてCADで図面を引きました。
図面を描きながら発想の転換ができました。
至極当たり前のことですが、ドア側を切り詰めるので
はなく、フェンダー側を切り詰める事で一件落着です。
前側の型同士の突合せ部は開口している関係も
あり、ガラスマットがケバ立った所もありますが、
切断してしまうので問題ありません。
Fバンパーとの接合リブも綺麗にできました。
型をひっくり返して接合部にガラスマットを貼り付け
ました。
裏側取付け部の奥は脱飽ローラが入らないので
ビニール手袋をした手で貼り付けました。