生地の張り替え Repapering of cloth.

まずはドア内張りを外します。

裏側も同様に貼り付けます。
裏側は引っ張りながら貼り付けていきます。

ドアノブ部分の布は裏側でタッカーで留っています。

ドアノブ開口部に×の切り込みを入れ、純正と同じ
ように内張りにタッカーで留めます。
内張りをドアに取り付け、ドアノブベゼルを押し付けて
はめ込みます。

G17スプレーボンドを均一になるよう吹きかけます。
画像は均一になってませんが。。

剥した布を型にして、ちょっと大きめに切り出します。

ここからはアルカンターラの貼り付け作業に入ります。
アルカンターラには起毛の向きがあります。
まずそれを見極めてから型取りをします。

均一になるよう吹きかけました。
ちょっとニオイが強いです。。

布を剥したのですが、劣化した粘着剤がしつこく
残ってしまったので、ホームセンターではがし剤を
買ってきました。

これでパネルが外れました。

ベゼル部分の切り込みが不十分だと、アルカンターラ
がベゼルを圧迫変形させて、ロックが解除されなく
なります。私は解除されなくなりました。。

放置後、付属のヘラでゴシゴシこすると、
意外と綺麗になりました。

使用したアイテム
自動車内装用合成皮革:アルカンターラ140mm×100mm(7000円)
スプレーボンド:G17スプレー(1180円)
粘着剤剥がし剤:(800円)
 
...

15年分の汚れとタバコのヤキや引掻き傷のある、かなりくたびれた内装生地です。

...

画像の赤丸部分のクリップを起こします。

...

ラジオペンチで針を抜いていきます。

...

白い手垢みたいな汚れは、この時、他の作業でヤスリ研磨していたためです。

...

たくさんの種類があったのですが
「強力」というフレーズに心惹かれる
ものがあり、コレにしました。

...

この状態で10分ほどおきます。(取説には5分とありました)

...

この剥し作業で指を2ヶ所切りました。。ステンレスのエッジは危険です・・・

...

上から見て「しっとり」した感じに見える向きにします。
ドアの内張りは常に上からの目線で見えるためです。
画像では右側になります。

...

アルカンターラは値段が高いので、無駄の出ないようにかたどります。

...

スプレーボンドの均一散布は難しいというか無理でしょ。。
缶を暖めてみましたが、ノズル部分で既にダマになって飛び出してきます。。
次回からは希釈筆塗りタイプの物にします。

...

貼り付けた表面です。ほとんど曲がりのない平面なので簡単です。

...

裏側の処理は手を抜いてはいけません。しっかり接着できていないと剥がれてきます。

...

左ドア完成です。

...

右ドア完成です。

アルカンターラは見栄えが非常に良いですね。
自動車メーカーが「アルカンターラバージョン」なんての出す意味がよくわかりました。
内張り張替えは、手間がかからず見栄えが変えられる とても良い方法だと思いました。
私の信念は「純正っぽく」なのでアルカンターラを黒にしましたが、これをベージュや明るい系の色に
すればかなりのドレスアップを主張できるようになります。
張替え作業を終えて満足していますが、新たな野望が出てきました・・・
フェラーリのように、ドア全体をアルカンターラに張り替えたい・・・いつかやります。

今回はドアノブ部分の大きな生地を張替えます。

 検索でこちらのページにお越しになられた方へ
 このページは、「Refined MR2」のコンテンツの一部です。
 本来のトップページはコチラ→Refined MR2になります。

3分ほどおいて、ボンドが手につかないくらいに
乾いたら、パネルとアルカンターラを貼り付けます。