リアスピーカの取り付け02 Installation of rear speaker

アウターバッフルの成形過程です。
まず、ファイバーパテで大まかな形を出します。
この工程で3回パテの盛り削りを行いました。
(ヤスリは80番で削っています)
その後、仕上げ用の薄付けパテを塗ります。
細かいへこみや傷をこれで見えなくします。
(ヤスリは120番です)

スピーカーを当てて構想を練ります・・・
どの向きにしようか・・・
どんなカタチにしようか・・・
この時間が一番楽しかったりします。

ここからはアルカンターラ貼りです。
さすがに慣れてきました。
アルカンターラは1mしか買っていませんが、かなり
余裕があります。(1.4m幅×1m)ドアパネル、
Fスピーカ、Rスピーカと使ってもまだ50cmは残って
います。これで7000円はお安いかと・・・

FRPを貼り込んでいきます。
段差がある部品なので、なるべく空気が入らないよう
時には指で押し込んだりしながら貼っていきます。
やればわかりますが、樹脂を吸ったガラスマットは、
結構な反発力があるので、無理な曲がりとかには
なじんでくれません。細かく切ったガラスマットを用意
しておくと良いです。

スピーカー部をくり抜いた内張りを取り付け、
マスキングをして離型用にワックスを塗りました。
アウターバッフルをインナーバッフルにネジで固定して
化粧板をホットボンドで仮固定しました。

塗装したインナーバッフルを取り付けました。
分かりづらいですが、イイ感じの角度が出ています。

上部の5mm厚の2枚がアウターバッフル。
下部のスラント加工した物と無加工の貼り合せた
ものがインナーバッフルになります。

カバーを取り付けて完成です。

スラント加工中です。
この作業、好きになってきました。。

スピーカーを取り付けました。
この形状はスピーカの取り付け角度がわかりづらい
ですが、助手席のヘッドレストを向いています。

今回はフロントの失敗?を繰り返さぬよう、
インナーバッフル、アウターバッフルの構成で
いきます。
右側の銀色の物は、ダンボールの型を写した
t2のアルミ板のインナーパネルです。
左側の四角いのはアウターの本体となる
化粧板(ベース板)です。

どうです?そこそこ綺麗に貼れていませんか?
調子に乗ってネジ部のニゲ加工までやりました。

アルミ板のインナーパネルを既存のボルト穴を流用
して取り付けました。
どうあがいてもインナーバッフル固定用の穴が足り
なかったので、ドリルで開口しました(下側)

ちょっとスピーカ部だけ浮いた感じで純正感に
欠けますね。私としたことが・・・
とりあえずリアスピーカ埋め込み第二弾完成です。

使用したアイテム
スピーカ:CARROZZERIA TS-E1076 (10cm COAXIAL 2-WAY)(9970円)
MDFボード:t15(140円)
接着剤:クイックメンダー(1080円)
FRP樹脂:1kg(1197円)
 
...

フロントのときはスピーカーカバーで泣きましたので・・・

...

こうやってみると、意外とスペースがないのがわかります。

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とは言ってもあんまり自由度は無いんですがね。。

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ジグソーで綺麗な円を切り出せる方を尊敬します。。

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MDFは切り易いので加工が楽です。

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角度と化粧板の向き、スピーカの向き、取り付け穴の位置を慎重に合わせます。

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ここはあまり見ないでください。。
鉄用のジグソーの歯が折れて、木工用の歯で無理やり切ったので
アルミ板がズタズタになってます。。

...

この時点ですでに内張りからはみ出しています。もう後戻りはできません・・・

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狭いです。。体が縮むかと思うくらい小さくなって作業してます。

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画像は3プライ貼り込んだところです。離型後に裏側から化粧板とアウターバッフルも貼り付けました。

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私はこの成形作業で、頭の中に思い描いたカタチを作り出していきます。
だからいつも時間をかける工程でもあります。化粧板は原型を留めていない部分もあります。

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スプレーボンドを散布して3分間待ちます。タバコタイムですね。
指につかない程度に固まったら、双方を貼り合わせて圧着します。

...

どうやらアルカンターラはこれくらいの段差が限界のようです。
これ以上は生地自体が伸びません。
普通の合成皮であればもっと伸びるらしいですが、私はまだ未経験です。そのうち・・・

...

ネジは設計ミスです。取り付けネジはM3だったのにM4の鬼目ナットを打ち込んでいました。
M4のネジを使い、ネジ頭をタッチペンで黒く塗った事はナイショです。

...

運転席側完成。

...

助手席側完成。

手間はかかったのですが、あまり時間がかかったという意識はありませんでした。
没頭していたからでしょうか・・・作業日数は2日です。
やはりスピーカー部だけ浮いた感じがします。ここは内張り全体的に施行したほうが良さそうです。
とりあえず、課題は残りましたが、今回はこれで満足です。前回と同じ10cm径ですが、音質が良くなった
ような気がします。スピーカの取り付け向きも関係しているかと思いますが。
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フロントと同じようにスピーカ埋め込みを行いました。
今回はCARROZZERIAのTS-E1076 (10cm)
スピーカーカバー付きの物を選択しました。

ダンボールで型をとっています。