MAIN PC02  2012.10~2020.11


 メインPC01を更新してメインPC02となりました。
 きっかけとしてはRAIDに接続しているHDDが1基壊れてリビルドがかかっている最中に
 「新しくしよかな…」程度の感覚でした。
 起動ドライブもRAIDのアレイメンバーなので、HDDが壊れると巻き添えを食ってしまい
 OSの起動まで時間がかかります。
 「起動ドライブは別にしといたほうが何かと良さそう」
 というのがここ最近の考えになっていました。
 
 前回、苦い思いをしたSSDを起動ドライブにしてデータはHDDのRAIDで
 ハイブリッド構成にしてみよう。
 起動ドライブは1つのほうがバックアップも取り易いし修復も簡単、
 SSDなら速度的にも問題ない・・・
 早速パソコンショップへ向かいました。
 今回はマザーボードやCPUの近況など下調べをすることもなく購入しましたが、
 それが大苦戦を強いられる結果となってしまいました。
 
 先に最終形をレポートして、失敗談は最下部にまとめようと思います。
 


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これが使いたくて何度も組み直したのです・・・
 CPUは、Intel Xeon E5-QA8Z(2.30GHz)です。
 これはES版と呼ばれる特殊なCPUで本来市場には
 出回らない品です。XeonのE5シリーズですが、
 正式な型式が与えられていません。
 このCPUは8コア16スレッドという化物です。
 簡単に言えば16個のCPUを積んでいるという事です。


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ゲームやオーバークロックはやらないので私にとってはオーバースペックですが。。
 マザーボードは、ASROCKのX79 Extreme6です。
 安価でXeonに正式対応なので採用しました。
 私は安定志向なのでマザーボードメーカーはASUSと
 決めているのですが、ASROCKは元はASUS関連
 企業としてスタートしているので中身はそう変わらない
 ハズです・・・
 
 実はASUSのXeon対応マザーが在庫無しだったのです。


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メインPC01のペルチェクーラーは金具さえ自作すれば使えそうなので保管してあります。
 ずっとこだわりを持って使っていたペルチェ冷却式の
 CPUクーラーですが、さすがにソケットLGA2011
 には対応していないので、熟考して水冷式のクーラー
 にしてみました。
 10年程前のメイン機で完全自作の水冷システムを
 組んでいたのですが、管理が大変だった記憶もあり
 敬遠していたのですが、最近の物は一体型で冷却液
 が漏れることもなくメンテフリーとの事で採用。
 水冷式の良い所は静音化と、マザーボード上をファン
 が占有しないことですね。


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SSDはまだ信用できていないのですが、容量が少ないのでバックアップが容易で復元もし易いのです。
 起動ドライブとなるSSDです。
 PLEXTORのPX-128M5Pを選択。
 128GBというと容量的に心許ない感じはしますが、
 実は起動ドライブには40GBもあれば十分なのです。
 かなり評判の良いSSDで鉄板的存在だそうです。


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メモリの搭載量は増えていきます。
 LGA2011マザーはメモリを8枚挿せるので
 積めるだけ積みます。
 CFDのW3U1333F-8G x4枚=32GB と、
 マスターシードのUMAX Cetus DCDDR3-8GB
 -1333
x4枚=32GB
 の合計64GBです。
 
 
 
 
 新規で購入したものは以上です。
 ケース、電源、グラフィックカード、RAIDカードはメインPC01から流用。
 RAID用の2TB HDDx6基はServer05で不要となった物を流用しています。
 そしてサクっと完成させました。


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フロント側にはバックアップ用HDDのホットスワップケースとDVD-RW、カードリーダーが並びます。
 黒いマザーが渋いですねぇ・・・
 黒い水冷式CPUクーラーもイイ感じです。
 下区画右上ベイに起動用のSSDを格納しています。
 その下4段、左側2段にRAID用のデータHDDを格納。
 
 水冷式クーラーのおかげでモンスターマシンとは
 思えないようなスッキリ感があります。
 
 
 
 
 
 SSDでPCを組んで行う事は、
 ○ページングファイル(pagefile.sys)の移動
   Cドライブを占有する悪名高い仮想メモリです。
   高速なRAIDにCASHドライブを作成してそこに移動。
 ○ハイバネーションファイル(hiberfil.sys)の削除
   スリープで使用される予約領域のようですがこれもCドライブを大容量で占有しています。
   スリープは使わないので削除。
 上記2つを行えばSSDの起動ドライブには笑えるくらいの空き容量が確保できます。
 あとは「windows7 ssd 最適化」で検索すれば細かな設定方法が出てきます。
 先人の知恵はありがたいものです・・・
 
 

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Xeonデュアルは倍の32スレッドで、そのときはCPU窓が2段になるそうです・・・
 見てください、このCPUの数!www
 いやぁ、、これが見たいがために頑張りました。
 CPU16個、メモリ64GB・・・
 
 パソコンに興味を持って初めて組み立てたのは
 かれこれ12,3年前ですが、当時から比べると
 スーパーコンピューター並みになりました・・・
 仕事で使うにしてもオーバースペックな感じはします。
 もうこの辺までくるとマニアならではのこだわりだけで
 突き進んでいる感じがしますw
 
 
 メインPC02は一応これで完成です。
 前にも書いていますが、メイン機は日々増強して使っているので、現時点で完成ということです。
 まだ上位のCPUを狙っていたり、PCIe3.0規格のRAIDカードが欲しかったり
 QUADROの新作が欲しい!
 なんて欲望が前面に出ちゃってますが、そういうワケでメインPC02の完成レポートでした。


...
CPU込みで、まぁ10万程度です。10万程度・・・
 失敗談を開始します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ● P8H77-V
     一番最初に買ったヤツです。x8動作のRAIDカードがx4モードでしか動かず
     サイトで確認すると、「1 x PCIe 2.0 x16 (x4 mode, black)」とあり、
     情弱ぶりを発揮したマザーです。
 ● P8Z77-V
     二番目に買ったヤツです。「2 x PCIe 3.0/2.0 x16 (x16 or dual x8)」と
     あるにも関わらずどうあがいてもx1モードでしか動きませんでした。
     これは情強でしたが店員さんもわからず返品を受け付けてくれました。
     機会があればASUSに問い合わせてみようと思います。
 ● P9X79
     三番目に買ったヤツです。RAIDカードのx8動作が出来たマザーです。
     省電力のCore i7-3770Sで問題なく動作していましたが、欲をかいて
     ↑のXeonを購入したら動きませんでした。
     BIOSアップデートやダウンデートを繰り返して情弱を認めて諦めたマザーです。
 
 今回は本当に手こずりました。。P8Z77以降は原因がわからずキレかけてました。
 昔は同じソケットならBIOS更新やファームのアップデートで新しいCPUに対応したものですが、
 今回はi7とXeonは棲み分けが成されているということでしょうか・・・
 P9X79WSというXeon正式対応製品も発売されているようです。
 それは1枚で5万円ほどするので半値のX79 Extreme6で正解だったのかもしれません。
 それと、ハードウェアRAIDカードを使用している方は注意してください。
 「x16 or dual x8」とあってもx8では動きません。x1動作になります。
 UEFI(BIOS)でPCIeの世代設定は出来ても倍率設定はできません。
 H77、Z77のPCIe x16スロットはグラフィックカード専用になっているようです。
 最近はハードウェアRAIDなんて流行らないのですかねぇ・・・
 
 以上、困難だった「メインPC02」の製作記でした。


▲2012,10,08

 MAIN PC02は組み立ててからすでに4年半も経っていたのですね・・・
 こういう時にサイトの更新日付は便利です。
 あれからMAIN PC02の機器変更があったので更新します。


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モニタだらけの作業部屋です。
 ディスプレイを変更しました。
 私の作業机ですが画像は変更前のものです。
 左側2つがMAIN PC02用です。
 24インチワイドのデュアル構成でした。
 消費電力が60Wx2もあり不経済でした。
 
 FULL HDの1920x1080が窮屈になってきた
 とも感じ初めていました。


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大きさに驚きました。
 UltraWide(3440x1440)買っちゃいました!
 デュアルディスプレイより横幅は短くなりましたが
 解像度が大きいので作業空間は広がりました。
 LG 34UM88C-P34インチ。
 モニターアームに取付けてあります。
 
 湾曲タイプもありましたがCAD作業には不向きなので。


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快適です。
 Blu-ray(1920x1080)100% 表示。
 Blu-ray=FULL HD:1920x1080ですが、
 画面にこれだけ余裕があります。
 以前のFULL HDディスプレイでは画面すべてで
 表示されていました。


...

小さすぎます。。
 DVD(720x480)100% 表示に至っては
 画面の1/4しか使いません。
 
 さすがに4K(4096x2160)は表示しきれませんが
 4Kコンテンツを持っていないので問題ありません。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

LGエレクトロニクス 34UM88C-P(ブラック) ウルトラワイドモニター 34型
価格:89799円(税込、送料別)

 UltraWideディスプレイは人気がない?あまりレビューがありません。
 実は4Kディスプレイより高かったりもしますw
 ・3440x1080の超高解像度。
 ・AMD FreeSync対応。
 ・セール・ブルーライト低減機能搭載
 ・IPS液晶

 現時点では最安値のUltraWideディスプレイです。
 
 UltraWideの良い所は、全画面表示で映画を見ると、視界のほぼすべてが
 画面に奪われてしまうため、モニタ外の余計なものが目に入らず
 映画に没頭できるという所です。


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私にとっては過剰な性能。
 グラフィックカードの変更。
 RADEON RX460 2GBに換装しました。
 AMD FreeSync対応製品を試してみたい
 というだけの理由です。
 AMD FreeSyncとはモニタとグラフィックカードが
 同期して描画のカクつきを低減させる仕組みです。
 ほぼ3Dゲームに特化した機能です。
 わたくしゲームは全くやりませんが何かw
 デモ映像で楽しみました。


...

このキーボードは長年捜し求めていたものです!
 光るキーボードに交換。
 上の画像でもおわかりかと思いますが、作業デスクが
 暗いので文字盤が光るキーボードを購入しました。
 これは特に厳選した訳ではなかったのですが、
 使用してみて大変気に入りました!
 デスイルミネーター BFKB108ILBK
 メンブレンスイッチで打鍵音は比較的静かです。
 一番気に入ったのが1.2Kgもある重量です。
 全く動じませんw
 今までは間に合わせの安物を使っていましたが、軽いので簡単に動いてしまっていました。
 今度のこいつは堂々と定位置に鎮座して全く動じません。
 それでいて2980円という低価格!2個購入しました。
 これはかなりのお勧めなので楽天リンクを貼りたい所ですが、楽天では取り扱いがありません
 でした。。気になった方はAMAZONあたりで検索してみてください。
 
 以上、4年半後のMAIN PC02でした。


▲2017,03,05

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