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Refined MR2 -フルエアロ製作記09-

自作魂 MR2(SW20)のフルエアロ製作記09。ブリスターフェンダーやエアロの製作、自作パソコン,サーバー関係、自作にこだわったサイトです。

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フルエアロ製作記09

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前回の更新から半年振りの更新です。
子供が産まれたり確定申告があったり請け負っていた仕事が超忙しかったりで、ガレージ作業を進めることができずにいましたが、いろいろとやっと落ち着いてきたので本腰を入れて再開いたします。

前回までは複製したドアの修正を行っていましたが、だいたい完成したのでボディに取り付けました。
今回からはサイドスカートの製作に入ります。


イメージ01

サイドスカートの中間部分は手直しした関係もあって出来上がっているのですが、F、Rのフェンダー周りが手付かずのままです。
既に完成しているFフェンダー部分から製作していきます。

サイドスカートも時間を置きすぎたせいで、ボディ取付部が歪んでしまい、外側が若干垂れています。つっかえ棒で適正な位置を出しました。

F側はイメージが出来ているので問題ないのですが、ダクト終端となるR側は型取りを考慮すると複雑な分割型にしなくてはいけない気がしています・・・

▲2012,05,15


イメージ02

こんな状態です。
タイヤアーチを作ったときの残り半分を樹脂で接着してあります。成形するときにタイヤアーチが綺麗な円になるようレベル出し的な役割を持たせてみました。
そのアーチ部分が初期よりだいぶ内側になったのでFRP板を1枚重ねて接着しました。
全体のラインとしてはサイドスカートと水平均一な面にします。


イメージ03

奥に見えるヤスリ付きのディスクサンダーで面をある程度出しました。角材が転がってるのは、それを定規代わりに使用したためです。


イメージ04

中目のパテを盛ります。
先ほどの角材で余計なパテをこそぎ落とすという荒業もやってのけましたw


イメージ05

パテの盛り削りを3回経て水平な面が完成です。
何の変哲もない簡単な面なので、ここは電動ダブルアクションサンダーで削りました。
残るは上面と、やっかいなR部分の成形です・・・

▲2012,06,30


イメージ06

上面とR部の成形。
中目パテで行いました。


イメージ07

パテの盛り削りを繰り返して成形。
R部はヤスリの当て木がR状になったもので手作業で行いました。外側のFRP板をガイドにして木の板で不要なパテをこそぎ落とし固まったら手で研磨・・・
の繰り返しで綺麗なR面を創出。


イメージ08

フロント部が完成したので取り付けて雰囲気を見ます。
悪くない感じです。
高級スポーツカーにありがちなタイヤを囲むようなオーバーハングしたタイヤアーチになりました。


イメージ09

フルエアロ製作記で一番作りたかったダクト製作に入ります。
以前製作しておいた発泡ウレタンのダクトブロックに正確なラインを引いてノコギリで切り出しました。
一番作りたかった部分だけあって、ダクト開口部の位置や角度など半日ほど掛けてじっくり検討しました。


イメージ10

ボディへの固定方法とかタイヤアーチ部の処理とか悩みどころはいっぱいありますが、とりあえずダクトのカタチを出してしまいたいので作業を進めます。
車本体のエアインテーク部と繋がるように完全に開口しました。いい感じです・・・
真横から見るとエアインテーク部は見えません。
ダクト内壁はエアインテーク内のRに沿った形状に成形する予定です。

▲2012,08,15


イメージ11

側面の凹凸が酷いので、均すためにFRP板をガムテで固定。


イメージ12

ホームセンターで売っている発泡ウレタンを注入。
ガムテで貼ったFRP板は、ウレタンの簡易型として利用します。
このままだとウレタンの発泡力に負けてFRP板が曲がってしまうので重石を乗っけておきました。


イメージ13

それでも少したわんでいました。
FRP板を外して、長めの板にヤスリを巻き付けてウレタンを水平に成形。
ちょっと予想と違ったのは、通常の2液混合ウレタンと違って表面がスポンジ状だったことです。
ポリエステル樹脂を塗っても奥まで浸透せず、表面だけが固くなる状態です・・・
本来は樹脂で固めてパテ成形・・・と考えていたのですがこれでは加工がやっかいなのでFRP板を被せることにします。

▲2012,09,09


イメージ14

ダクト下部にFRP板を貼ります。
ドアのラインと繋がるようにドアからガイドを出して貼り付けました。
貼り付けるとは言ってもパテでくっつけただけなので、硬化後にポリエステル樹脂を流し込んでおきました。


イメージ15

エア導入口へと繋がる部分を成形。
綺麗にエアが入るように成形してます。
この下部を先に作っておかないと、他の面を作ってからでは作業がやりづらくなると思われます。

▲2012,10,07

イメージ16

ある程度形が出来たので側面にFRP板を貼ります。
これもドア側のダクトをガイドにして貼り付けます。


イメージ17

同じく上面にFRP板を貼り付け。
貼り付け時はパテを使用しています。
硬化後にポリエステル樹脂を流し込んで完全固定。


イメージ18

導入口内部を成形したあとに
ボディ側面となるFRP板を貼り付け。
今回はウレタンも綺麗に面を出しておいたので隙間なく貼り付けられました。
(前回発泡ウレタンで隙間を補充して失敗したので)


イメージ19

エア導入口内側にRの付いたFRP板を仮接着。
これはドアの複製時に取った型です。
面積の大きなFRP廃材は捨てずに再利用してます。

▲2012,12,31

イメージ20

仮接着後にガラスマットをスキマに差し込んで接着。
前面のスキマをFRP板で塞いで成形。
そのあとパテで角をR仕上げ。


イメージ21

同みすぼらしかった前側にFRP板を接着して成形。


イメージ22

そうこうしている間にボディと密着しないくらい
歪んでしまったので、スプレー式の発泡ウレタンでスキマを補充。


イメージ23

ん?サイドスカートと段差ができてる・・・
画像わかりにくいですが、ダクトブロックが5mmほどハミ出してしまいました。。。。
ウレタンを削って難儀な位置だしをするよりも外側のFRP板を切断して貼り直したほうが早いかな・・・

スプレー式発泡ウレタンは1本800円の安物ですがダメですねw
中心というか奥のほうは固まっておらずネチョネチョでした。気温が低いからだと思いますが、2液タイプの高価なウレタンは冬でも完全に固まります。

▲2013,01,26

イメージ24

いくら位置合わせをしても歪んでしまっていてどうにもこうにも収拾がつかない・・・
結局、ダクト開口部以外はすべて作り直す事に決定。
全部剥がしてボディとの接合面から作り直します。

ボディにアルミテープで養生して、ボンリースを塗り込み、ガラスマットを2〜3プライ貼り重ねます。
ダクト上部の板はリアフェンダーの取付板になります。
これも新規で作り直しました。


イメージ25

ボディとの接合面のFRPが完全硬化してからダクト部を接着。ダクトの裏側にあった過去の接合面は削り取ってあります。
(この古い接合面にこだわったので合わなかった)
Y面とZ面を木っ端で慎重に位置合わせをして、樹脂を流し込んで仮固定。その後、FRP板の切れ端を加工して各々のスキマに入れて接着。
外装となる平面のFRP板は接着後に剥がしました。

▲2013,03,02

イメージ26

完全に硬化してから、ゆがみ防止のリブを接着。
過去作業で廃材となったFRP板を各々の形状に合わせてカットして使っています。


イメージ27

外装の板とのスキマが結構あるので、2液発泡ウレタンを撒きました。5mmほどのスキマを埋めたかったのですが、こんなに膨らんでくれました。。
さすがは25倍発泡ウレタン。

イメージ28

外板は3プライの板を作り直しました。
それがピッタリはまるようにウレタン面を研磨。
実際に接着する相手は上下左のFRP板だけです。
ウレタン面に樹脂を塗って押し付けると、おそらく変なうねりができてしまうでしょう。そこにパテの盛り削りで平面を出すなんてことはしたくありません。。


イメージ29

慎重に位置合わせを行い、FRP樹脂で接着。
ズレるのが嫌だったので赤外線照射器で急速硬化。

イメージ30

硬化後、本接着を行い、パテでつなぎ目を整形。
素晴らしいくらいボディと完全密着するエアロが出来ました。もう今すぐにでも型を取りたいんですが、まだタイヤアーチ部の成形が残っています。。
画像にはR400と書き込んでますが、最終的にはR380にしました。

▲2013,03,18

イメージ31

タイヤアーチ部の製作です。
外板をR380mmで切断して、ウレタンを10mm削ってプラダンをアルミテープで貼り付け。
プラダンにガラスクロスを2プライ積層。
本来外装にはツルツルの面を使いたいのですが、タイヤアーチ内はほとんどみえなくなるので作業時間短縮のため、積層面をオモテ面にします。

イメージ32

硬化後に成形して貼り付け。
スキマはいつものようにFRPの端材で接着。
パテの盛り削りを3回行って形状出し終了。
これでダクト部はおおまかな形が出来ました。
あとは細部の成形を行ってから型取りに入ります。

▲2013,03,23


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