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Refined MR2 -フルエアロ製作記01-

自作魂 MR2(SW20)のフルエアロ製作記01。ブリスターフェンダーやエアロの製作、自作パソコン,サーバー関係、自作にこだわったサイトです。

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フルエアロ製作記01

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ついに長年の夢だったプライベートガレージを手にいれました!! いや、賃貸ですが。。
これから約1年(希望的観測)かけて、今まで頭の中にだけ描いてきた理想のボディを創り上げていこうと思っています。
このコンテンツは、ほぼリアルタイムで進んでいくので更新は遅れます。本業も忙しいため、なかなか進まないかと思いますが、興味のある方はたまに覗いてやってください。
今回は、埋め殺しのワンオフエアロではなく、型取りしての販売も視野に入れています。
車のデザインは、人それぞれ好みは違うので、私個人だけではなく、是非ともみなさんのご意見もお聞かせください。批判や激励等あるかと思いますが、長い目で生暖かく見守ってあげてください。
それでは、長期プロジェクトの始まりです。

イメージ01

ここが私のプライベートガレージです。
賃料の割りにはとても広く、風通しも良い立地です。
真ん中に堂々と鎮座しているのは、75000円で譲っていただいた初期型SW20(NA)です。
機関も良好で車検も1年以上残っていましたが、乗り回す事は恐らく無いので、登録抹消しました。


イメージ02

ベース車両を入庫して感無量になっている私です。
床に敷いたブルーシートは、FRPのポリエステル樹脂用の養生です。「好きに使っていい」とオーナーさんには言われていますが、ポリエステル樹脂の付着は簡単には綺麗にできないので。。
とりあえずアウトドア用のチェアを買ってきました。


イメージ03

入庫した翌日です。
自宅にあった工具やエアロを持ち込みました。
しかしよくこれだけの物が家の中にあったな。。
右に見えるのは、夏場に大活躍のスポットクーラーです。これは某オークションで購入しました。
このガレージにはエアコンは無いので重宝します。


イメージ04

ガレージもベース車両も、ほとんど勢いで揃えてしまったので、心の準備と現実に少しのズレがあり、実はこの時、何から手をつけて良いのか戸惑っている時期でしたw
とりあえず純正エアロをバラしにかかります。

▲2008,08,25


イメージ05

リアバンパーを外しました。
過去に一度だけ交換した事があったのですが、手順は忘れてしまったので修理書を引っ張り出してきました。
外して思ったのですが、これだけの袋状のものがエア抜き用のダクトもなく取り付いているのは、どう考えても飛行機のブレーキパラシュートのような空気抵抗になっているのではないでしょうか?


イメージ06

エアダクト(正式名称:クォーターパネルエアインレット
ガーニッシュ)の取り外し。
過去に何度もやっていますがここはめんどくさいです。
ダクトの上にあるモールにスタッドボルトが付いており、それと共締めでボルトが内装まで突き抜けています。
内装内張りを剥し、ロングソケットでナットを外します。
ゴム製のダクトは・・・新規エアロに影響が無ければこのままにしておこうかと・・・


イメージ07

外す物も無くなったのでドア切りました。
エアダクトへつながるR形状のゆるい風導ダクトが、昔から気に入りませんでした
ここを何とかしてフェラーリ風の風導ダクトにしたい。
実はそれが今回のエアロ製作の目的なのです。
まだ構想は曖昧なままですが、とりあえずドア切りました。
何はなくとも前進しなければ先は見えてきません。

▲2008,09,15


イメージ08

ここからはドアの複製に入ります。
純正ドアのメス型を製作して複製を取ります。
ドアハンドル、サイドモール、モールディングにアルミテープを貼って養生します。
その後、離型の為にワックスを2回塗りこんで磨き、FRP樹脂とガラスマットを貼っていきます。
画像はFRPを2プライ貼り付けたところです。


イメージ09

画像で赤い光を放っているのは赤外線照射器です。
乾燥促進用にプロの方々が使っているアレです。
10年程前に購入しました。6,7万くらいしました。
半端なく熱くなるので対象物と近づけ過ぎないようにしてます。焦げます。。
おかげで「乾燥待ち」という時間から開放されます。


イメージ10

30分照射してFRPが完全に固まったので離型です。
「バキッ!バキッ!」と怖い音がしますが、慎重に剥していきます。結構気持ちよいですw


イメージ11

そしてこれが不要部分を成形したドアのメス型です。
Rの内側部分がドアの型になります。ここにFRPを貼り込んで剥せばドアの複製の出来上がりです。
2プライしか貼り込んでいないので、結構貧弱ですが、このメス型は複製後にはドアと密着する部分のガイド役になってもらうため、あまり厚くできないのです。


▲2008,09,30


イメージ12

メス型にFRPを積層します。
この積層がドアのオモテ面となるので、空気が入らない様にしっかりと脱泡します。
あまり重くならないように2プライ貼り込みました。


イメージ13

メス型から複製ドアを離型しました。
結構キレイに複製ができました。


イメージ14

不要部分を成形したドアの複製です。
手を抜いてドアハンドル部をマスキングしただけなので表に膨らんで内側が凹んでいます。。
ドアハンドルはスムージングする予定なので、裏側にFRPを盛り"裏打ち"しました。


▲2008,10,19


イメージ15

複製をとり終えたメス型は、このままドアとエアロのガイド役になってもらいます。
不要部分をカットして、タッピングビスでドアと固定しましました。


イメージ16

ドアにナットサートを打ち込み、M6ロングスタッドボルトを取り付けました。
これが何の目的かというと・・・


イメージ17

複製したドアの張り出し量を決めるための仮固定用のガイドになります。
どうやって仮固定するか悩んだ挙句、こうなりました。


イメージ18

木材でゲージを作り、左右均等になるよう位置出しをしています。
この時点でエアロ全体の張り出し量が決まるので、散々悩んだ結果、Fフェンダーで2cm、Rフェンダーで10cmのワイド化に決定しました。
目指すはフェラーリ台形ボディですね。


▲2008,10,26


イメージ19

位置が出たのでボルトで挟み込みエアロを固定し、FRPの細切れをインナーとアウターの間に入れてガムテープで仮固定してます。
FRPの細切れをガイドにしてガラスマットを貼りこんでインナーとアウターを接合します。


イメージ20

ガラスマットを貼り込みます。
ですが、ガムテープで仮固定しているとは云っても、FRPの細切れは動いてしまうのと、表側からでは脱泡ができないため、この時点ではあくまで仮接合です。
慎重にやってます。


イメージ21

仮接合部が固まったので取り外して裏側から本接合します。
ガラスマットを貼る部分に40番のヤスリで足付けして貼り込みます。確実に接合させるための処理です。

少しはエアロらしくなってきましたかね。


▲2008,11,03


イメージ22

ここからは風導ダクトの製作に入ります。
画像のカラー合板を組合わせた物をベースにします。これはホームセンターでカットしてもらい、持ち帰って組付けただけです。
風導ダクトの高さは、フェラーリやNSXを参考にして、200mmに決定しました。


イメージ23

ワックスを塗りこみ、ガラスマットを2プライ貼りました。
カド部は3プライ貼ってあります。


イメージ24

離型したトコロです。
まだ取り付ける形状になっていないのと、長いのとで異常な大きさに見えます。

▲2008,11,15


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