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Refined MR2 -フルエアロ製作記03-

自作魂 MR2(SW20)のフルエアロ製作記03。ブリスターフェンダーやエアロの製作、自作パソコン,サーバー関係、自作にこだわったサイトです。

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フルエアロ製作記03

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イメージ01

Fフェンダーダクト部の長さが足りていなかったので延長します。(画像後ろ側(ドア側))

FRPの切れ端がなるべく真っ直ぐ接合するように木材をガイドに仮固定しました。


イメージ02

FRPが固まって接合できたので、全面にパテ(中目)を盛って成形します。


イメージ03

電動研磨器であらかた削って、細目パテを盛って仕上げは手で研磨しました。
意外とうねっていますね・・・

▲2009,03,11


イメージ04

タイヤアーチのツメを作ります。
綺麗なRを出すためにスチレンボードを使用しました


イメージ05

狭い内側にガラスマットを貼り付けていきます。
純正のタイヤアーチよりだいぶ小さい円になります。
ここはもうネジローラーなんて入らないくらい狭いのでゴム手袋をした手で貼り込んでいます。


イメージ06

FRPが固まったので、型代わりのスチレンボードを剥がしました。
綺麗なRができていますね。


イメージ07

余分な部分をカットしてパテ盛って削って…
完成です。

▲2009,04,30


イメージ08

フェンダー後部ドア側のアップ。
FRPをバッサリ切っただけの状態だと、いかにも安物のようなエアロになってしまうので、折返しを作る為、パテで傾斜を付けました。


イメージ09

フェンダーダクト部分にもツメを作りました。
とにかく、FRPがバッサリ切れている部分が無いようすべての部分に折返しを設けてあります。
これで強度も増します。


イメージ10

完成したフェンダーの全体像。
ボディとの取り付け用フランジや、ツメ、折返し等を見ると、4分割くらいの型を作らなければならないようです・・・
さらに、うまく型抜きできても、それはまだ最終版ではないのです。
抜いた物をさらに微調整して製品版を作製。そして型取り・・・先は長い・・・


▲2009,05,06


イメージ11

4分割のメス型製作に入ります。

アルミテープで分割型の接合フランジを作りました。
アルミテープの粘着面にアルミテープを貼り合せています。恐らく粘着面のままだと脱型しにくいかと。
たぶん、これだけではまだわかりにくいですね・・・


イメージ12

ガラスマットを1プライ貼り付けたところです。
緑色に見えるのは、スキマ埋めに使った油粘土です。
結果としてあまり必要なかったかもしれません。

型はこの1層目が大事です。複雑な曲面なので、空気が入り混まない様、慎重にエア抜きしています。
どうしてもエアが入る部分のコツは、10分くらい放置して固まり掛けた所でネジローラでエア抜きをする。
という感じですね。


イメージ13

ガラスマットを3プライ貼り付けたところです。
2層目と3層目は比較的ラフに貼り込みました。
1層目は1日自然乾燥させましたが、2層目以降はその日にまとめて貼りました。
この辺りのノウハウは、CRAYZY SHIFTさん参照です。

とりあえず1/4完成です。


▲2009,06,02


イメージ14

次は一番面積が大きくてフェンダーの外観となる部分です。
同じくアルミテープでフランジを作製しました。
分割ラインは「確実に型抜きできる」ように考えて作ってます。


イメージ15

ここはモールの部分ですが、フランジの立ち上がり部等のL字の谷の部分には、ロービングというガラス繊維を束ねた糸状のものを貼り付けました。
ガラスマットの反発力で、L字のカドとなる部分には空気が入ってしまうためです。ロービングを入れる事で、その空気の部分を無くしてしまうワケです。
モールの溝部分にも入れました。

イメージ16

どなたか山となる部分の対処方法を教えてください。。
ガラスマットを柔らかくほぐして山に被せても、間違いなく空気が入ります。。仕方ないので縦と横の突合せで貼り込んであります。
2層目以降はヤスリでカドを丸く削って何とか貼り付けました。


イメージ17

ガラスマット3プライ貼り付け完了です。
1層目は1日自然乾燥させました。赤外線で急速に乾燥させると予想以上に縮んでしまうからです。

作業工程としては、最初にロービング、カド部のあるフランジ、山部分、大きい面積の部分の順で貼っていきました。

とりあえず2/4完成です。

▲2009,06,06


イメージ18

次はドア側のダクト部分です。
ここは山となるカドばかりの角ばった形状で結構慎重に貼り付けました。

ガラスマットの反発力を弱めるために、手で千切ったものを貼り付けていくという技?をあみ出しました!w
それでも完全ではないですが、何とかエアが入らず貼り付けられました。


イメージ19

今までと同じく、1層目をゆっくり乾燥させて2,3層目はまとめて貼り付けました。
画像は3層目が終わった所です。


イメージ20

これでオモテ面の貼り付けが完了で3/4が終了です。
次回は、恐らく一番やっかいな裏側のサポート及びボディとの取り付け部分の型取りです・・・

▲2009,06,12


イメージ21

裏側取り付け部分の型取り作業です。
スポット溶接のスキマや、メンテナンスホール、穴があるので、それらをアルミテープで塞ぎました。


イメージ22

慎重に貼り付けて1プライ完成しました。
が、ここはさすがに空気が入りまくりでした。。
見えない部分なので、少し妥協入ってますw


イメージ23

3プライ貼り付けて完成です!
ボンネット側の細長い部位は小さな山と谷の連続で往生しました。。


イメージ24

不要なバリ部分をサンダーで削り飛ばして全体にヤスリがけを行いました。
分割型のフランジを接合するためのボルト用の穴も開けました。


イメージ25

この角度だと複雑なカタチがよくわかります。
抜けるのか少し不安になってますw

本来であれば、ここで型の補強のために型外側に木材等を樹脂で固定しなければならないのですが、前述の通り、この段階ではまだ完全ではないため補強は入れません。
Fフェンダーとドアの開閉具合を見て、Fフェンダーを再調整する必要があるためです。


イメージ26

マスター型から抜いた複製用4分割型です!

実は、マスター型がなかなか抜けませんでした。。
タイヤアーチのツメ部分がしつこく食いついていてマスター型を破壊気味に剥がしました。。


イメージ27

M5の蝶ボルトで組み立ててみました。
予期しないようなスキマとかヨレは無いですね。
エア穴やマスター型のパテを持ってきちゃった所が少々あるので、型の修正を行いました。
でも、初めてにしては比較的良い感じに出来ました。

▲2009,06,19


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