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Refined MR2 -フルエアロ製作記06-
自作魂 MR2(SW20)のフルエアロ製作記06。ブリスターフェンダーやエアロの製作、自作パソコン,サーバー関係、自作にこだわったサイトです。
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フルエアロ製作記06
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FRPの硬化剤を間違えてしまい、ヨレヨレになったサイドスカートの側壁を作り直します。
コンパネとスチレンボードで型をつくります。 ワックスで離型処理をしてガラスマットを2プライ貼り 付けました。
脱型したところです。
このあとR部分だけをもう一度製作します。 後ろ側の部分になります。
ずっと懸念事項だった問題のヨレヨレ部です。
ここをサクっと切断しました。 後方切断面からわかるように、内側に歪んでいます。
ガイドはドアです。
ドアと垂直になるように糸を垂らし ながら位置決めをしました。
サイドスカートリア部分です。
サイドスカートは車全体を上から見て扇状に広がって いるのですが、この部分は平行にしました。
扇状のまま延長すると、リア周りとの整合性がうまく いかないと判断したためです。
5cm四方に切ったガラスマットを手探りで裏側に貼り 付けていきました。
仮接合なので歯抜け状態のスキマだらけなので、 取り外しての本接合のために樹脂の漏れ防止で ガムテープを貼っています。
▲2010,01,23
裏返しての本接合と同時に、 前回は、経年変化で内側に曲がってしまったので 今回は補強リブを入れることにしました。
取り付けて接合面(カド部)をパテ整形したところです。
地面に対して垂直に立ってますね。
サイドスカート下側にRを付けました。
ヤスリを型に当ててRを作ろうかと思ったのですが、 いかんせんプロではないため、サフ吹きをしたあとに Rがヨレヨレした感じになる夢を見たのでw
電動工具のお世話になりました。
これがお世話になった電動トリマーです。
オーディオのバッフル製作のときに買ったのですが 使わず眠っていました。。
トリマーは面取りやR取りを行う便利な工具です。 今回、R10mmのベアリング付きのビットを追加購入 したのですが、ビットが高い。。 まぁそのおかげで綺麗なRができました。
▲2010,04,17
サイドスカート上側もトリマーでRをつけました。
こちらはR6.5のビットです。
綺麗なRがあると、自作品には見えないような豪華な感じさえ漂ってきますw
ふと気がついたのですが・・・ ダクトが曲がってる!
上側と下側を無理やりドアに固定している為と、FRP特有の"曲がり"が出てしまいました・・・ これはカッコ悪い。。
これはドア前方の小ダクトですが、ここのラインが縦に真っ直ぐにならずにゆるやかなR になってしまうのも納得です。。
ということでダクト部作り直しです。。
いつものように合板を型にしてFRPの板を作製。
出来上がったFRP板を採寸して位置合わせをして 本体と仮接合。
元のダクトを先に切除してしまうと ドア上部と下部の位置あわせ接合が非常に難しい 為、仕方なく新ダクトを表から仮接合してます。
「ドアを切らずに装着させようか…」と前々から考えて いたのですが、今回の修正で実行しました。10mm 浅く接合しました。これでドア切断は不要です。
仮接合部のFRPが固まったので、取り外して旧ダクトを切除していたら・・・ディスクグラインダーが壊れまし た。。カーボンはあるのに回らない。。 モーターが焼き付いたっぽいですね。。
本日の作業はここで強制終了となりました。
▲2010,05,22
日曜日はガレージ作業はやらないのですが、嫁に 許しを頂いてきましたw
ホームセンターで新しいディスクグラインダーを購入 してきました。
古いダクトを切除したところです。ヤスリの付いた ディスクに交換して、切断部を新しいダクトとツライチになるように削りました。
そしてFRPで本接合。 ここは2プライで行ってあります。
FRPが固まる前にドアに装着します。
取り外した状態で固めてしまうと、ドアにフィットしないからです・・・前回はそれで失敗しました。。
ドア上部と下部でしっかり密着して、その形状でFRPに固まってもらいます。
ご覧のとおり、真っ直ぐなダクトになりました。
また、10mm外側にしたのでドアを切断しなくても装着できるようになりました。
ドアとのガイド部がダクトには無い・・・ ドアを切断するつもりで始めたので無いんです・・・ ダクトのガイドも作らなければなりません・・・ 奥に見えている愛車のMR2から型取りしましょうか・・
▲2010,05,23
ドアとのガイド部分を作製します。 画像のピンク色の部分です。
ベース車両にはダクト部分が無いので、愛車のMR2から型取りしました。 樹脂が付いてしまうので、アルミテープと養生シートでマスキングします。
離型剤のワックスを塗ってガラス マットを2プライ蓄層します。 固まったら一旦剥がして整形して、同じ位置にガムテープで仮固定します。
そしてFRPドアを仮固定して、先ほど作製したガイドと位置を合わせます。 画像の丸印の部分でFRPドアとガイドを接着。
そしてこれが完成したガイド部です。
上端部がつながっていないので、このあとFRPで接合させました。これでドアへのガイド部が全周に渡って出来たので、 取り付けの問題も解消しました。
このあたりでドアを仕上げていこうと思っています。 本当は車全体のカタチができてから、細部の仕上げを行いたいのですが、FRPドアは時間をかけすぎた為にかなり歪んでしまっていたので、修正という二度手間が発生したからです。
次回からはドアの仕上げ作業に入っていきます。
▲2010,05,29
今まで色々なレプリカを見てきましたが、ドアをカサ上げした部分は画像のように面白くない面のみの仕上げばかりでした。 いかにも「幅拡げてます」的な・・・
ということで、カサ上げしたドア後部に表情を付けるために、段差をつくります。
画像は外側のラインに合わせてマジックでガイドを引いたところです。
ガイドに合わせてグラインダーで溝をつくり、FRPの端材をアルミテープで仮固定して、FRP樹脂をスキマに流し込んで接合。
段差部分にタルクパテを流して、硬化してから中目のパテで全体を覆いました。
そしてサクっと完成! うそです。。
実はガイドにFRPを使用したのと、内Rという非常に削り辛い箇所のおかげで、綺麗な内Rを作り出すのにだいぶ手こずりました。。
FRPとパテは、当然パテのほうが良く削れます。 直線のFRPにパテでRを作りたいのに、FRPはなかなか削れずパテばかり削れて思うようにRが作れませんでした。それに電動サンダーは内Rには使えません。
困ったときのホームセンターw イメージした工具があるものですね・・・ ドリルに取り付けるサンダービットです。
ディバイダで均一の幅のケガキを入れて、このビットで細かく微調整しながら削っていきました。 そうしてできたのが上の画像です。 ヨレた内Rにはなっていない! と自分を信じ込ませた出来ですw
▲2010,06,19
補修時にオモテ面で仮接合したFRPをグラインダーのディスクペーパーで削り落としました。
パテを盛って成形。
フロント側の小ダクトの補修に入ります。
新しい大ダクトの端が縦一直線になるように、ここに新たなFRP板を貼り付けます。
FRP板の厚み分だけディスクペーパーで削りました
。
新しいFRPを位置を合わせて貼り付け!
貼り付けにはタルクパテを使ってます。パテが固まってからFRP樹脂をスキマから流し込んで接合しました。
▲2010,07,19
画像は運転席側ドアですが、パテで成形しました。
以前と違って真っ直ぐなラインになりました。
この作業と並行して、チリ合わせというか色々と干渉する部分を削ったりしてます。
画像右側の削り込みはFフェンダーとの干渉部です。コレどうやって処理するかなぁ・・・
ドア後部の切りっ放し部分の成形に入ります。
ここを決めないとダクトの吸入口部分が進まない。。
前から寸法を測り、左右で同じ長さになるように切断。
内側にFRP板を接着して箱状にしてパテで成形。
お分かりのようにおもしろ味のない単なる「面」なんですよね・・・
下側の長方形部分に何か表情を付けようかとも思案中・・・
ドアのおおまかな部分の作製は終了しました。
上面の面が出ていないとか、Fフェンダーやドアヒンジ内部部品との干渉とか、下側の固定方法未決とか 問題は山積み状態です・・・・・・・・
▲2010,08,11