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Refined MR2 -フロントスピーカー 埋め込み-

自作魂 MR2(SW20)のフロントスピーカーの埋め込み解説。ブリスターフェンダーやエアロの製作、自作にこだわったサイトです。

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フロントスピーカの取り付け

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ギャラリー

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今まではTS-C02A 12cmのスピーカでした。これでも良かったのですが、欲が出てきました。純正のブラケットに加工無しで付いています。


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これが今回取り付けるTS-C06A 16cmスピーカ。たった4cmの差ですがかなり大きく感じます。ちなみにクロスオーバーとツィーターは、TS-C02Aと同じ物なので流用します。


イメージ03

いきなりですが、バッフル製作に入りました。15mm厚のMDFから4つのリングを切り出しました。画像は、スピーカに角度を付ける為にスラント加工をしている所です。


イメージ04

クイックメンダーはエポキシ樹脂の2液混合型の速硬化接着剤です。用途を選ばないので重宝します。


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スラント加工したものを貼りあわせ、15mmの無加工のものを貼っています。周りにはファイバーパテを盛ってあります。


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80番のヤスリで成形。車のボディと違って、きれいな面出しが必要ないので気が楽です。


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ドアに仮固定して角度をみます。運転席のヘッドレスト部に音が来るようバッフルのスピーカ面を削っていきます。助手席側と運転席側では角度が違います。


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スピーカ固定用の鬼目ナットを打ち込みます。バッフル固定用の穴は、ザグリ加工をしてボルトが表に出ないようにします。


イメージ09

MDFは非常に吸水性があるらしいので、防水用に塗装しました。ホルツの缶スプレーで厚く塗りました。


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バッフル、スピーカを仮固定して、内張りとの干渉をみます。外側に出るスピーカに合わせて内張りを切り抜きます。実はバッフルの形状を出すときから内張りとの干渉はみています。内張り内部にクリップ用のリブがあり強度を確保するためこれを残しておきました。そのリブを避ける為にバッフル外形はギリギリの大きさになっています。


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アウターバッフルの内張りとなる本体部分をFRPで製作します。画像のものがFRPのセットです。ポリエステル樹脂1kg、硬化剤、ガラスマット、洗浄用アセトン、FRP作業用トレイ。今回はポリエステル樹脂のみ不足していたので買い足しました。材料はセットで1万円くらいです。


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マスキングテープを貼り、離型剤としてワックスを塗ります。私はいつも2回塗りで済ませます。画像はガラスマットを1枚(1プライ)貼った所です。


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これは雑誌に載っていた小技です。配線用クリップを利用して内張りと固定する方法。FRPの積層が3プライ終わったあと、FRPと内張りごとクリップが入る穴を開け、クリップを接着剤で固定します。クリップの先端を内張り内部で曲げれば、アウターバッフルがしっかり固定されるという小技です。


イメージ14

完全に硬化したら、おおまかな形状を決めて油性マジックで書き込みます。マイナスドライバーを突っ込んで離型します。


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外形をサンダーで削り取った所です。


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実は、購入したスピーカーカバーがこの円の中には入らない事が発覚。。急遽設計変更しました。FRPの円形部分を丸ごと切断し、バッフルとFRPをドアに固定して板の細切れをホットボンドで固定して高さを合わせ、板の裏側にFRPを貼り付けました。


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ファイバーパテの盛り削りを繰り返し整形しました。このあと防水用に塗装しています。


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高級内張り素材のアルカンターラを貼り付けました。かなりの段差があるパーツですが、なんとか綺麗に貼り付けられました。皮貼り作業は人生2度目なので写真を撮っている余裕がありませんでした。。


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完成したアウターバッフルを内張りに固定します。配線用クリップを内張り内部で曲げて固定。その後内張りをドアに取り付けてアウターバッフルをドアのネジ穴に固定、そしてスピーカの取り付け。


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運転席側の角度は鬼です。ロールケージが無ければベストな向きを出せたと思うと少し残念です。


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スピーカーカバーを取り付けて完成です。


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こ一時間ほど我ながら良い出来だと自画自賛してました。


結構な手間はかかりましたが、大きなスピーカーの存在を主張しつつ、純正然とした取り付けに 大満足してます。作業日数は丸2日です。 スピーカー音質は出力が上がったため、当然迫力あるものに変わりました。 ちなみにSW20は純正ブラケットのままでは16cmは取り付きません。インナーパネルに穴加工が 必要です。追加でバッフルを使用しなければ内張りの加工は無しで取り付けられます。

こういったFRP材料一式がセットになっている物が便利です。
私のように大量に消費する場合は専門店が安くなりますが、今回だけという方にはセット品がお勧めです。
ひとつだけ言えることは、ハケやローラーは使用後にアセトンでよく洗ってください。
道具を長持ちさせるコツは洗浄です。
次回何か作ろうと思ったときは、必要な樹脂、ガラスマットのみを購入すれば無駄がなくなります。
▲2016,02,20

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