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Refined MR2 -MR2 断熱化-

Refined MR2管理者のMR2の断熱改造の紹介です。断熱フィルムによる車の断熱化、車の屋根の断熱化です。

Refined MR2管理者のMR2の断熱改造の紹介です。断熱フィルムによる車の断熱化、車の屋根の断熱化です。

MR2 断熱化

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炎天下に置かれた車の車内は暑いです。
想像するだけでも暑さを「実感」できます。
そんな車内でエンジンも掛けずに煙草を吸うという絶望的な状況がありました。
助手席の窓を全開にして運転席ドアを5回ほど開閉して熱気を追い出し、 シートに座り込んだらすぐに汗が噴出。。  

後日、ピークホールド温度計をセンタートンネルに置いて車内の最高温度を計測しました。
8月7日:気象庁発表外気温:36度,湿度49% 車内温度MAX:65度
この日は一番暑かった日だと思いますが、車内は毎日同じくらいの温度になっていると思われます。
困った事に、そんな劣悪環境で煙草を吸うという事態がこれから先もありそうなのです。。

車の断熱化・・・しましょう。

調べてみると、フロントガラスに透明な断熱フィルムを施工してくれる業者もありましたが、 値段がやっぱり高い。
フロントガラスだけで5万円が相場のようです。
フィルムなら過去にサイドガラスで何度も経験があるので自分でやろう!とチャレンジしてみました。

イメージ01

ネットで購入した透明断熱フィルム。
何種類か存在していますが性能的にはどれも同じような数値です。

フロントガラスのサイズに切り出しました。
フロントへの施工は初めてなので気合入れてます・・・
外側で型を取ります。


イメージ02

フロントガラスの形状に合わせて裁断。
この3次元曲面に貼れるのか?
という不安が頭を過ぎります・・・
ナビのフィルムアンテナやドライブレコーダの吸盤を避けてカットしてあります。


イメージ03

熱成形。
ヒートガンでシワを収縮させていきます。
フィルムには方向があります。
ロール状の長い方が収縮率が良いとのこと。
画像のように縦にシワが入るようにフィルムをセットします。
画像は右半分の熱成形が完了した所です。


イメージ04

貼り付け完了w
内側に貼り付けるのはとても大変でした。。
写真撮ってるヒマが無いのが大変さを物語っていますw
外側でセパレータを半分づつ剥がして霧吹きで水分をたっぷり与えて車内に持ち込み貼り付け!
車内で落ちてくるフィルムを制してるうちにホコリが・・・
ガラス左下に糸クズっぽいモノが。。
ガラス下側は角度的にヘラに力が入らず脱水が甘くなってしまいました。
しかし、初めてにしては上出来だと思います。


イメージ05

サイドとリア小窓にも貼り付け完了。
サイドガラスは経験値があるのでラクでした。
リアの三角小窓は意外と難しいです。
ヒートガンがあればまず失敗することは無いでしょう。

リアガラスには元から黒いフィルムが貼られていたので今回は施工しませんでした。
色付きであれば透明フィルムよりも断熱効果は高いと思われます。


イメージ06

ルーフ断熱。
屋根はフロントガラスの次に熱を伝える部分です。
炎天下でルーフライニングを触れば熱くなっています。
ここは断熱材を入れます。

ルーフライニングを外すと・・・レジェトレックスが1枚貼ってありました。
ノーマルでは貼られていないので前オーナーが貼ったのだと思われます。
しかし、鉄板とライニングだけでは暑くもなります。


イメージ07

レジェトレックス貼り込み。
デッドニングで有名なレジェトレックスです。
当然デッドニング効果も得られますが、今回は断熱材として活躍してもらいます。
鉄板1枚の部分とレインホースを丸ごと全部覆ってしまいます。


イメージ08

断熱材「東レペフ」貼り込み。
建築用のスタイロフォームを考えていたのですが10mm程度しかスキマが無いため断念。
先人の知恵で本製品を知りました。
柔軟性のあるシート状の糊付き断熱材です。

外張り断熱崇拝者ですが、さすがに今回は無理です。
通気層を設けられない&外板に穴を開けられない。
断熱材を厚くして熱の進入を防ぐ方式です。

ガラスと屋根の考えうる最高の断熱対策を行いましたが、暑い日が無いw
比較用に下記データが唯一参考になる数値です。
8月07日:気象庁発表外気温:36度,湿度49% 車内温度MAX:65度
8月16日:気象庁発表外気温:32度,湿度63% 車内温度MAX:53度

同じ温湿度ではないので正確さに欠けますが、単純に外気温32度に4度足して36度とした場合、車内温度MAX53度+4度=57度。8度下がりました。
以前、自宅の遮熱シートでも書きましたが、
「室内温度」は断熱していようがいまいが、その時点での最高温度に達します。
断熱化の効果は、その最高温度に達するまでの時間を長くしてくれるというものです。
なので、14時に65度になるべきを15時に伸ばしてくれます。
さらに15時時点ではすでに外気温が1〜2度下がっているので室内温度が65度まで上がりきらず、結果室内温度が下がる。ということになります。

とか書いてますが曇った日でもお昼過ぎの車内は暑いです。。
フロントシェードを置いてますが40度くらいになってます。
何も対策しなかった場合よりは10度単位で下がってはいますが
30度以上の温度は暑いに変わりありません。。

断熱効果の感想ですが、断熱フィルムは太陽の照りによる右腕のジリジリ感が無くなりました。
屋根断熱は・・・ライニングが熱くなくなりました。
屋根の断熱はフィルム以上に効いている感じがしています。
エアコンが効き過ぎる感があり、設定温度を上げました。

以上、MR2断熱化 レポートでした。

▲2015,08,30

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