本文へスキップ

Refined MR2 -物置DIY組立-

Refined MR2管理者の自宅の物置DIY組立の紹介です。インスタントコンクリートによる土間造り、ヨド物置のDIY組立の紹介

Refined MR2管理者の自宅の物置DIY組立の紹介です。インスタントコンクリートによる土間造り、ヨド物置のDIY組立の紹介

物置DIY組立 storage shed

PC用サイトはこちら
中古で購入した家に付いていた大きな物置。
前オーナーが設置したらしいのですが、もう十何年も前の古い物でサビたりスキマだらけで正直要らないと思っていました。この物置を退かせば車1台分の駐車スペースができます。
そう思いながら家庭菜園道具や外溝工事道具などを無造作に入れて物置として使っていました。

2011年9月21日 午後 関東地方に北上してきた台風15号
中心気圧950hPaで東日本に上陸した台風としては戦後最大級の勢力でした(Wikipediaより)
確かに今まで経験した台風とは風の強さがケタ違いだということが体感できました。
勢力が一番強い18時頃、私は取引先から車で帰宅する所でしたが、電柱や看板が今にも飛んでいきそうなほど揺れていて、車自体も激しく揺らされていました。
大きな橋でトラックが横転したとラジオから聞こえてきましたが、私が渡った3分後の事だったようです・・・
(地を這うゴキブリのような私のMR2は横転は無いと比較的安心していましたw)
途中嫁から「物置が大変な事になってる!」と電話があり、急いで自宅に戻りました。
イメージ01

ご覧の惨状でした。。
スライド式の扉が少し開いていて、そこから入った風が逃げ場をなくして屋根を突き破って行ったという感じです。屋根と右側壁が破壊されていました。

台風の中、嫁のお兄さんに手伝ってもらい、動かないようにロープで仮固定しました。
中には大した物は入っていないのですが、この使えなくなった物置の処分方法を考えると頭が痛いです。。

物置が大きすぎるので、もっと小さい物が欲しいと以前から思っていました。
また、設置場所も利便性の良い玄関横がいいなぁ・・・と考えていました。この台風で破損した事を機に新しいコンパクトな物置を玄関横に設置することにしました。


イメージ02

画像は玄関の右側なのですが、ここに設置する事にしました。以前の浄化槽新設工事でココだけ昔のままの土間が残っており、汚いのと凹んでいるので雨水が溜まってしまう場所でした。

ここに土間を作って物置を設置する事に決定です。


イメージ03

土間を作るに当たって必要な物をホームセンターで買い揃えてきました。
 ・トロ舟
 ・インスタントコンクリート25kg×8袋
 ・コテ
 ・φ6鉄筋(防錆メッキ品)
 ・型枠用板、面木
 ・水平出し透明ホース


イメージ04

型枠製作中・・・
現場合わせで長さを切ってコンベックスで平行出してホースに水を入れてレベル出しを行って墨を打って・・・
型枠完成です。
この型枠作業が一番重要だと思います。

ちょうど良い大きさの鉄筋が無かったのでバラで買った鉄筋を適当に曲げてステンレス針金で繋げて固定しました。その鉄筋を小石の上に載せて地面から2cmくらい浮かせました。


イメージ05

型枠が出来たらあとはインスタントコンクリートの練りと流し込み作業です。
トロ舟にインスタントコンクリートを1/3程度入れて水を序所に加えて練ります。(1.5Lペットボトルが便利)
それの繰り返しで1袋すべて練って(ペットボトル2本)
スコップで型枠内にコンクリートを入れます。
練る作業は右手に移植ゴテ、左手に熊手が作業が早かったです。

型枠にコンクリートを入れたら、鉄筋のスキマに入る様にコテで突きまくります。型枠のカド部分にもコンクリートが浸透するよう突きまくります。
表面には砂利が浮いているのでコテで軽く叩く事で沈んでいきます。(浄化槽工事の時に左官屋さんに教えてもらいました)
墨出しラインに合うようにコテで水平に均して終了。


イメージ06

ここは日が直射する場所なのでブルーシートで全面覆って丸1週間養生しておきました。
1週間後にシートを剥がすと・・・
綺麗な面が出来ていました!割れもなく凹凸も無い綺麗な土間が出来上がりました!!

我ながらこの初めての土間の完成度に感動です。


土間が完成しました。幅1200mm奥行き900mmです。ここに設置する物置を選定します。
1200mmという幅の物置はヨド物置しかありませんでした。
ヨド物置 エスモ ESC-1207AGL 幅1200×奥行750×高さ1958mm に決めました。
ネット販売品ですが送料込みで47000円でした。


イメージ07

6個口の大型荷物です。開梱作業も大変でした。
とりあえず中に入っている取説を精査しました。
水平器や簡単な工具まで入っています。
必要な物はとりあえずブロック6個・・・


イメージ08

ホームセンターでブロックを買ってきました。
普通のブロックだと高さがあり形状も「ザ・ブロック」的な感じでカッコ良くないので、オシャレな平板ブロックにしました。本来の使い方ではないのかもしれないw

コンベックスで取説位置に合わせて配置します。
さあ組立開始!


イメージ09

完成です!w
組立工程で何か悩む所があればレポートしようと思って写真は撮っていたのですが、驚くほど簡単で取説通りに進めていけば組み上がってしまいましたw
3時間ほどでした。

この日は嫁が居なかったので一人で組立てたのですが、背板が付くまでは左右にグラグラするので片手で押えながらの作業でした。
二人で作業を行えばラクに組めると思います。

あと、各部のボルトは指で締める程度の仮留めのまま進めます。扉を付ける前の段階で本締めします。
扉の建付け調整を行ったら完成です。



この物置は扉が3枚スライドする構造で、開口面積が広いのでとても便利です。
奥行きがあるのでタイヤもスッポリ入りました。またホコリや雨水から内部を守る設計なので屋外設置でも中に置く物に気を遣う必要もなく、ストーブや扇風機といった季節家電も置くことができます。
吟味しただけあって良い物置を購入できたと思っています。

実はまだ終わっていません。台風15号のような台風が来ても倒れないようにアンカー工事が必要です。
アンカーボルトと穴明け用ハンマードリルを買ってきて施工予定です。(施工後追加更新します)

最後に、物置をDIYで組み立てようと考えている方への助言を。
水平出しはかなり重要だと思いました。私は水平な土間を作ってそこに設置しましたが、それでも扉の建付け調整が必要でした。土の上などに設置するときは砂利等で土台をしっかり作った上にブロックを置いて設置してください。組立て上がってから扉が開かないとなると場合によっては最初からやり直しになります。


以上、「コンクリート土間製作、物置DIY組立」 レポートでした!

▲2011,11,12


イメージ10

アンカー工事を行います。
物置にL字の長いアンカープレートが付いていました。
本来はこのプレートを埋設する基礎を作って設置するのですが、そこまで大げさな工事はやりません。。

アンカープレートは長すぎるので切断加工しました。


イメージ11

アンカーボルトを埋め込んで固定することにしました。
画像はコンクリートに穴を明けるハンマードリルです。
中古屋さんで4800円で購入。
φ10のコンクリートドリルもオマケで付けてくれました。

これは先端にノミを付ければ簡易的なハツリ作業もできるので購入に踏み切りました。
ハツリはこれからも必要な作業となりそうなので・・・


イメージ12

アンカーボルトです。
穴に挿入して先端のピンを叩き込むと、ボルト下端が開いて穴から抜けなくなるという仕組みです。

ナットを必要な長さに固定して挿入後、ピンをハンマーで叩き込みました


イメージ13

加工したプレートを取り付けて完了。


イメージ14

物置右側は・・・施工できません。
コンクリ側面がギリギリなので、アンカーボルトのピンを叩き込むと同時に側面が壊れる可能性が高いからです。


イメージ15

なので、右側後部に施工します。
本当は縦方向にアンカーボルトを打ちたかったのですが、そこの真下には雨水排水用の塩ビパイプが通っているので不可でした。
自分で作った基礎部分なら問題ないので横に打ち込みました。

施工可能なのはこの2箇所のみです。
これでアンカー工事は完了です。
簡易的ですが、無いよりは断然マシです。
台風15号並の強風でも大丈夫でしょう。


イメージ16

さて・・・あとは半壊した物置の撤去です・・・
ラチェットでボルトを外していけばOK。
ただ、物が大きいので外した梁とか支えるのが大変でした。。
屋根からバラし初めて上部構造品→壁→梁→柱の順で解体しました。


イメージ17

物置跡地・・・基礎がまったくもって成ってない。。
バラした物置の残骸は、近くの金属買取業者さんにお願いして引き取ってもらいました。
こういう大きな廃棄物って捨てるのに困るんです。。
鉄は引き取る業者がいるんですが、まだ残っているブロックや石・・・どうしよう・・・

いずれは駐車場のアスファルト剥がしてコンクリ打ちしたいんですが、そのアスファルトの廃棄も悩む・・・
建築業者に依頼すれば廃棄も含んでいるのでラクなんですが自分でやりたい私にとっては悩みの種です




以上で「物置DIY組立」 レポートは終了ですが、公開してから早速お問い合わせがきました。
「本当に簡単に組み立てられるのですか?」と。ちょっと悩みました。私だから簡単だったのか?と・・・
その時はWEBで公開されている組立て説明書を見てDIYできるかできないかの判断をして頂きました。
ただ、「なんでも自分でやる!」という意志があれば可能だと思います。
物置のDIY組立に挑戦しようと思っている方の助けになれば・・・


▲2011,11,20


Refined MR2 トップページへ