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Refined MR2 -非常食備蓄用 物置断熱化-

Refined MR2管理者の自宅 断熱物置改造の紹介です。DIYによる物置断熱化、非常食備蓄用断熱物置です。

Refined MR2管理者の自宅 断熱物置改造の紹介です。DIYによる物置断熱化、非常食備蓄用断熱物置です。

非常食備蓄用 物置断熱化

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2015年5月。箱根の大涌谷が噴火警戒レベル2に上がり、立ち入り規制となりました。
調べてみると、箱根山は元々は富士山と同じくらいの高さの山で、何度もマグマ噴火を繰り返し、 空洞化した地下に山の中心部が陥没してカルデラが形成されたとのこと。
特筆すべきは
52000年前の破局噴火で横浜まで火砕流で覆われた という点。
富士山の過去の最大規模噴火を1とした場合、箱根山の噴火は14になるそうです…
火山灰・・・私のエリアでは50cmとか・・・富士山噴火でも30cm・・・
間違いなく交通機関はすべて完全にストップして物資の流通も止まるでしょう・・・
昨年の大雪の時に丸1週間はコンビニやスーパーなどが超品薄になった事は記憶に新しいです。
火山灰は雪と違って勝手に溶けて無くなってはくれません。
1週間どころか1ヶ月はまともな物流が復活しない気がします・・・

と、前置きが恐怖を煽る内容になってしまいましたが、非常食を備蓄しましょうって事です。
助けが来るまで最低でも3日間分の備蓄を!と言われていますが、破局噴火なんて大災害が 起こったら3日じゃ助け来ないでしょう。。
以前の災害時でもお店の食品は、買占め、物流停滞で品薄だった事を踏まえて
「最低でも2週間分の備蓄」 と勝手に決めました。
5年保存水 2Lx48本、5年保存食 大人2週間分 をネットで購入。
半分は屋内保管、もう半分は家屋倒壊に備えて屋外保管とします。

屋外保管用に小型の物置を物色していたのですが・・・
保存食とはいえ、屋外の高温多湿となる物置では保存日数が減ってしまうとの事。。
ヨド物置やイナバ物置からも断熱仕様の物置は発売されていますが、値段が高い!!
効果にかなり疑問のあるペラペラな断熱材を入れただけで12万円!!
私が希望するサイズの通常仕様の物置は2〜3万円。

「無いなら断熱物置作るか・・・」

サイディングで外張り断熱を勉強していた俺に死角は無かった・・・

イメージ01

ベースとなる物置はコレ。
イナバ物置のアイビーストッカー「BJX-115A」です。
欲しいサイズで観音開きという条件で探してみるとこの物置一択でした。
ネットで25000円で購入。


イメージ02

物置内部に入れる「断熱部屋」を設計しました。
角材で骨組みを作り、内部から壁板を貼って外側に断熱材を入れる構造です。
極小ですが普通の家と同じ構造になっています。
鉄板で出来ているイナバ物置は、外張り断熱の「サイディング代わり」になってもらいます。
設計すると言う事は
「必要な部材数量が出せる」と言う事です。


イメージ03

発注して1週間で物置到着。
簡単な構造の割りには部材数があります。
ホームセンターでブロックを購入して来てサクッと組み立て・・・
られませんでしたw


イメージ04

物置組み立て中。
天井と壁板を接続するL字ブラケットが付く部分。
左下に四角い穴がありますが、これが開いてなかった!
薄っすらと四角い溝が見えたのでドライバーとハンマーで叩いたら開口しました。。

イナバさん品質悪いですよ・・・


イメージ05

1時間ほどで完成。
中に閉じ篭もってみたんですが光の漏れ具合からわかるようにスキマだらけです。虫の侵入はた易いでしょう・・・
画像が煙いのは、内部の風の流れを見るために煙草を吸ってるためです。
ライトが当たっている部分に廃熱ダクトがあるんですがスキマだらけなので実用性の確認できず。。


イメージ06

物置が完成したので、実際の内寸を計測して、設計した図面の数値を若干修正しました。
メーカーからダウンロードした2Dデータでは実際の内側寸法がわかりづらかったのです。
それを元に必要部材の買出し。
構造用合板12tx1枚、9tx1枚。
スタイロフォーム30tx1枚。
30x40x4000角材4本。
他、小物類で合計8000円でした。


イメージ07

断熱部屋製作中。
天井の梁を無くした以外は設計図通りです。
画像は骨組みにスタイロフォームをハメ込んだ状態。
このあと全面に透湿防水シートを貼り込んで完了。
この断熱部屋を物置に入れる前にやっておきたい事を・・・


イメージ08

外張り断熱の特徴としては、外壁や断熱材が受けた熱を逃がすための「通気層」が存在している事です。
今回の設計でも物置の鉄板外壁と断熱部屋の間に通気層を設けました。
今回も玄関横に設置しますがここは風が通る場所なので物置に意図的に横方向への通気孔を追加工します。
天井には純正の廃熱ダクトがあるのでそれにも期待します。
断熱部屋にも天井に廃熱ダクトを設けます。

イメージ09

通気孔追加工、廃熱ダクト。
φ10穴を4ヶ、左右に開口して虫対策に網戸用のメッシュを貼りました。
床板は切断して斜めに折り曲げて風導板としました。

断熱部屋用の廃熱ダクトです。スライド機構付きなので冬場には閉じる事も出来ます。

私のDIYで度々出てくる「網戸メッシュ」ですが、「30メッシュ」という一番目の細かい物を使用しています。
恐らくほとんどの虫は侵入できない細かさだと思います。


イメージ10

仕上げ。
断熱部屋を物置に入れ込み、細かい仕上げを行いました。
まずドアの断熱です。観音開きの必要性はこの画像が物語っています。
通常のスライドドアだと完全断熱が出来ないのです。
今回は断熱材をドアに貼って合板を打ち付けています。
ドアとの合部にアルミ材を固定してゴムで密着させました。
ゴムの抵抗力で閉め辛くなりましたが、完全断熱空間が完成しました。


イメージ11

そしてバルサン!この狭い空間に6畳用のバルサン!w
国産の材木使ってるんですが、合板の中に得体の知れない虫の卵とかあったりしたら嫌ですからね。。
それに1回やっとけばベールのように粉が通気層に残って害虫も入りづらくなるのでないでしょうか?
2時間放置後に雑巾で丁寧にふき取りました。

イメージ12

完成。
リビングを圧迫している非常食の箱が邪魔なのでとりあえず収納してみました。
意外と狭いw あと棚が欲しいですね。
しかし・・・屋外物置に食品を裸で収納している絵はとても違和感あります・・・
除湿は除湿剤のお世話になります。熱交換機とかで設定温湿度になったら自動運転とかまで考えてたんですけどね。
「暴走しすぎだ」って気が付いてやめましたw

イメージ13

最後に外観を。
こうやって見ると普通の物置なんですけどね。
あと今回はアンカーは打ちません。
家が倒壊した場合に、アンカー固定していると移動させる事が困難になりそうなので。
背の高い物置とは違って転倒もしないでしょうし。


水は絶対に備蓄しておきましょう。
過去の大災害では必ず断水しています。
大人1人で1日2L消費するので、備蓄できるだけ購入しておきましょう。

自宅が断水した場合、上水道の復旧には非常に時間が掛かります。
また、断水していない場合でも途中配管の破損により水が濁ってしまい飲料水として用を成さない場合もあります。
最優先で備蓄しておきましょう。


食料の備蓄も重要です。
食料は比較的早く支給が開始されますが、実際に現実的な被災初期段階では食う物に困るという場面を多々見聞きします。

被災時は、通常の食料が3日〜5日分程度はあると思われるので、備蓄食料は1週間分もあれば十分ではないでしょうか?

非常食、保存水ともに備蓄場所が確保できるのであれば2週間分が最適だと思います。


完成してから一週間経ちますが、暑い日が無い。
実はピークホールド機能付きの温湿度計でデータ取りしてるんですが、一番暑かった日で庫内温度は30.5度。
以前組み立てたヨド物置は38度だったので、マイナス7.5度の断熱ということになります。
(ヨド物置は直射があるので適正比較ではないです)
もっと暑い時期になれば本当の断熱効果がわかると思います。

以上、物置断熱化DIY レポートでした。

▲2015,06,06

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