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Refined MR2 -台風対策-
Refined MR2管理者の自宅の台風対策 解説です。ガラス窓の対策です。
Refined MR2管理者の自宅の台風対策 解説です。ガラス窓の対策です。
台風対策
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近年の台風は凶暴化しています。
2019年の台風15号の時には、初の避難所への退避を行いました。
2020年の台風10号は関東は難を逃れましたが、過去最強という前振りで空振りでした。
ですが、最低気圧 960hPa 以下の物が多くなっていることは否めません。
10号接近前に話題になっていたのが
ガラス窓の対策
でした。
養生テープを米の字に貼り付けたり、ダンボールでカバーしてみたり・・・
特にダンボールを貼り付けている絵を、ツイッターやインスタグラムでよく目にしました。
「いやいやいや、絶対意味ねーだろ!」と一人突っ込んだものでした。
そこで
「僕が考えた最強の防御システム」
を考えて実行してみました。
窓にダンボールを貼った絵です。
実際はポリ袋に入れて隙間無くガムテープで窓枠に固定されていましたが。
パッと見では「防御できるんじゃないか?」と思ってしまいがちですが、絶対無理です。
風速42m/s=時速150km/hです。
野球選手が放つ150km/hのボールがこのダンボール窓に当たると
割れる
ことが容易に想像できますよね?
瓦などが時速150km/hの風に乗って、100km/hの速度となってダンボール窓に突進してきたら・・・
ダンボール窓の模型にボールを当てた瞬間の画像です。
球速は50km/hくらいでしょうか。
それでも5cm凹みました。
ダンボールは物が衝突すると凹みます。
その凹んだ分がガラスに直接伝わり割れます。
ただ、ダンボールを三重くらいにすればエネルギーを吸い取って、ガラスに伝わる残エネルギーはガラス自体の強度で割れないかもしれません。
この凹みは、ダンボールだろうが木の板だろうが鉄の板だろうが必ず発生します。
なので、緩衝材をガラスにピッタリ貼り付ける対策は全く意味が無いのです。
凹みを逃げる空間が必要なのです。
どうやって空間を確保しようかと色々考えました。
ホームセンターで折板を調べて回ったり、ネットで良い物がないか夜な夜な探したり・・・
ありました!最高の商品がありました!!
枠付けブラケット
本来は窓に
面格子
を取付ける為の部品です。
アルミサッシであれば取り付けられます。
ハンマーで叩き込むだけなので、窓に加工しなくても簡単に取り付けられます。
これ本当によく考えられた部品です。
「僕が考えた最強の防御システム」
完成です!
ホームセンターで窓サイズでカットしてもらった3mm厚のベニヤ板に、取り付け穴を開けてボルトで固定しました。
動画撮りながらだったので2時間くらい掛かってますが、撮影が無ければ30分で完了します。
次回からは穴を明ける工程が無いので10分で完了です。
これはマジいいです。ベニヤ板にしなりがあるので衝突した時の運動エネルギーを分散してくれます。
一番しなった状態でもガラスに板は当たりません。
初期構想ではダンボールでいくつもりでしたが、ボルト固定部が破ける事と、雨対策でポリ袋を被せる必要がある事、そもそも衝突部が破ける問題もあり、ベニヤ板に変更しました。
窓が何ヶ所もあると大変ですし、ダンボールを大量に確保しておかなければいけないので、現実的ではありません。ベニヤ板なら何回も使い回せるし、かさ張らないので保管もラクです。
デメリットとしては部屋が暗くなる事と、枠付けブラケットが邪魔なことです。
枠付けブラケットは外すのが結構大変でした。
何度も付けたり外したりしているとアルミサッシ枠が傷つきます。
まあ、おいおい考えていきますか・・・
ガラス窓の台風対策として一番良いのは、雨戸やシャッターです。
ですが、DIYでやっても結構な金額が飛びます。私の家のような出窓はもっと掛かります。
私の対策であれば枠付けブラケットが5000円、ベニヤ板が1000円、ひと窓6000円で出来ます!
ダンボールはガラス飛散防止の為に内側に貼りましょう。
以上、台風のガラス窓対策 レポートでした。
更新記事と連動したYouTube 動画です。
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▲2020.10.10
台風14号はUターンをして去っていきました。
ベニヤ板ではやはり部屋が暗くなるのと、台風が来る度に付け外しを行う手間が掛かるので定置型にするべく透明な樹脂板に変更しました。
これで室内も暗くならず、室内から外も見られる常設可能な防御窓が完成しました。
樹脂板は
はざいや
さんで購入。
・ポリカーボネート耐候ガラスクリアECK2309UU
ポリカエース 3x850x1200 14300円(送料込)
・アクリル板ガラス色 コモグラス
3x300x1200x2枚 7058円(送料込)
でサイドガラスの取り付けブラケットはすべて自作です。
害虫防壁
で使ったアルミチャンネルを20mm幅でカットしてブラケットにしました。
手持ちのアルミ材でナット板と押さえ板を製作してアクリル板を固定してあります。
窓枠への固定はドリルビスで直接取り付けました。
高品質なポリカ板を採用したので、トータル3万円程掛かりました。
枠付けブラケットも探せば2500円くらいのがあるので、それと安いアクリル板なら1万円
くらいで大きいガラス面は対応できるかと思います。
出窓にシャッターを付ける場合は軽く10万円以上掛かります。
面格子であっても5万円は掛かります。安くて良い物が出来上がったと思います。
私のDIYでは、メンテナンスフリーの定置化、常設化を良しとして行っているので、
台風のガラス窓対策としてはこれが最良の物だと自画自賛しています。
少し離れた場所からこの出窓を見ると、透明なだけあってポリカが付いている事がわかりません。
また、室内から外を見ても違和感もなくいつもと変わらない風景が見えます。
今回はとても良いDIYが出来たと思います。
以上、台風のガラス窓対策-最終形態 レポートでした。
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▲2020.10.31