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Refined MR2 -自作サーバー06-

自宅の自作サーバー 06 解説。X7SPA-Hによる省電力ATOM自作サーバー、自作にこだわったサイトです。

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サーバー用マザーで定番のSUPERMICROが、新しいAtomマザーを発売しました。
発売は1年ほど前ですが、サーバー刷新という作業に移れず今になってしまいました。
SERVER05で困っていたのは「非力」という一言。
昨今はYOUTUBEやLIVE配信など動画コンテンツが多く、それらを処理する為のハードウェアスペックにかなり限界を感じていました。

今回、新Atomマザーを購入して更新しましたのでレポートいたします。


イメージ01

SUPERMICRO Mini-ITXマザー「X9SBAA-F
Atomシリーズ最新のコアS1260を搭載。
2コア4スレッドあり、メモリも最大8GB積めます。
物理的な性能はSERVER05の倍です。
TDPは8.5W。D510が13Wだったので、かなりの省電力化になっています。
メモリはKingston製のKVR16LSE11/8で、BIOSで電圧設定を低電圧に変更して更なる省電力化。

しかし・・・
いろいろと問題がありました・・・


イメージ02

SERVER05ではデータ領域として3TBを5基 積んでいましたが、今回のマザーは3基しか接続できません。熟考して4TBを3台購入してきました。(画像は2台ですが)
HGST製 HMS5C4040ALE640 です。
世界で最も壊れにくいHDD」という調査結果もあり今回選択しました。


他のパーツはSERVER05からの流用で、早速組み立ててOSのインストール・・・
USBを認識していない・・・マウスとキーボードが使えない・・・
入力デバイス用にUSBポートしかないのでお手上げ状態。。
PCIスロットが1ヶあったので、そこにUSB増設カードを挿入したところ無事認識。しかし動作はおかしい。。
OSインストール後にはUSBは問題なく認識されたので、USBカードは抜き取りました。
OSのインストール、セットアップが済んだ所で画面解像度の変更でまた問題・・・
SERVER05のX7SPA-Hではオンボードチップで
Full HD「1920x1080」表示できていたのですが、今回のX9SBAA-FのチップではWSXGA「1600x1024」まででした。。
さすがにこれでは不便なのでいつものパソコンショップへ車を飛ばしました。
「PCIスロットのビデオカードなんて今の時代に売ってるハズないよなぁ・・・」と思いつつ店員に話すと
「玄人志向のが1個だけあるよ」 さすがは玄人志向!
GF-GT610-LP1GHD を購入。GeForceのGT610は2年前に発売されたチップで、ゲームには力不足ですが、私の用途には全く問題ありません。


イメージ03

組み上がりました。
Mini-ITX規格のマザーなので相変わらずケース内がスカスカです。
USBポートが背面に2個しかないので、USBハブで賄っています。画像右上から左下に伸びている黒いケーブルは、DVDドライブのSATA-USB変換
ケーブルで、ケース外にあるUSBハブに刺してあります。
USBハブにはSERVER04時代から愛用しているUSBサウンドアダプタ『AREA 響音4』も刺さっています。サーバー用マザーにはいつも音源が無いのです。。

イメージ04

ビデオカードを追加した事で嫌な予感はしていましたが、消費電力が上がってしまいました。。
SERVER05が40Wだったので26Wのアップです。
GT610の消費電力が29Wなので、マザー単体では40W前後といった感じです。


新しいマザーボードの性能としては2GHzになったことと、8GBのメモリのおかげでサクサク動くようになり満足していますが、消費電力が増えた事は許せない点です。
オンボードビデオのままなら増えなかったのですが、あの解像度では使えない。
ビデオカードを追加したのは必然なので結果として増えてしまった。。
今回のX9SBAA-FにはSUPERMICROのやる気の無さを感じます。CPUだけ新しいものにして他は投げっ放しジャーマン状態。。
消費電力が上がった事が気になってしまっているので、今回のSERVER06は短命な予感です・・・

▲2014,05,24


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