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Refined MR2 -水道管 凍結対策-

Refined MR2管理者の自宅の水道管凍結対策の紹介です。

Refined MR2管理者の自宅の水道管凍結対策の紹介です。

水道管 凍結対策

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はい。自宅の水道が凍って出ないんです。
今まで多くのアパートやマンションに移り住んできましたが、水道管が凍るという現象は初めてでした。
配管がすべて屋外壁を這い回っている典型的な古い家です。また、寒い地域というのもあります。
朝、嫁がお弁当を作ってくれたあとに、水が出ないので洗い物ができず困っていました。
先日とても寒かった日に、トイレや洗面場の水まで出なくなったときには、さすがに対策を考えました。
イメージ01

これが対策前の水道管です。
ホームセンターで売っていた凍結防止カバーを二重に巻きつけてありますが、効果がありません。
解凍用ヒーターという物もありましたが、これだけの為にわざわざ電源を用意して電気代を取られるのも癪な気がしてやめました。(お湯用も入れて4本必要)

何かもっと根本的に解決する策は無いかと考えました。
部屋の中のコップの水は凍らない・・・
外気に触れさせないようにすれば凍らない・・・?
と熟考した結果、水道管を部屋に入れてしまおうという結論になりました。


いえ、部屋の中には入れませんw 
外気に触れないように水道管全体を覆う部屋を作って、外気から完全に遮断してやろうということです。
早速ホームセンターに「部屋」となるボックスを探しにいきました。大きな工具箱やセメントをこねる桶等ありましたが、帯に短し襷に長しで、採寸した水道管のサイズに合うボックスがありません。
屋外で使用する物なので木材ではダメなんです。対候性を考えるとメンテナンスフリーの樹脂製がベストなんです。ホームセンターのはしごをしても無意味だと思い、FRPで自作することにしました。


イメージ02

FRPの型となるコンパネを買って、欲しいサイズにカット
してもらいガレージで組み立てました。
離型ワックスを塗り、ガラスマットを2プライ貼り込んで、翌日離型。塗り込み用ローラーだけで脱泡したのでオモテ面には空気がいっぱいでしたw
必要なサイズに切断し、壁面形状や他のパイプ等のニゲを作って前面にはメンテナンスハッチも作りました。
いつからあるのかわからないホワイトの缶スプレーで表面のみを塗装。これでガレージでの作業は終了。


イメージ03

壁面形状に現場合わせで固定アングルを取り付け。
アングルは1個40円のステンレス製のものです。
メンテフリーを希望しているのでサビは許しませんw
内面には断熱材のスタイロフォームを貼り付けました。
ホームセンターで910×1820で1000円程度でした。
これは温かいですよ。手を置いておくと温かくなります。
貼り付けは、二重窓で余りまくった両面テープです。
FRPのフチにはゴムクッションを入れてあります。


イメージ04

M4ドリルビスで壁面に固定。ゴムクッションのおかげでしっかりと密着してくれています。
部屋の中にホームセンターで売っていたスポンジを押し込みます。水道管の露出部が無くなるように、そして2プライしかないヨレヨレのFRPにストレスが掛からない程度に押し込んでいきます。


イメージ05

メンテナンスハッチを閉めて完成。
メンテハッチの裏にもスタイロフォームが貼り付けてあります。
下側に若干のスキマができましたが、冷気対策としては何ら問題ないでしょう。


イメージ06

そしてこちらはお湯のラインです。
給湯器の下1/3まで覆っています。水道管が冷気の影響を受けやすいらしいので、ここまで覆いました。
ここは蛇口が付いているので奥行きが250mmもあり若干カッコ悪いボックス形状ですが、機能優先です。


イメージ07

同じくスポンジを詰めて、メンテハッチを閉めて完成。
恐らくスタイロフォームだけでも断熱効果はあると思いますが、念には念を・・・の精神です。

FRPの作りが荒いので見た目は自作感がありますが機能的には当初の目的を達成できたと思います。
なんちゃってエコキュートとでも名付けましょうw



効果は・・・まだわかりません。取付けて1週間経ちますが、以前のような大寒波がまだ来ていません。
ですが、キッチン蛇口のお湯のラインはほぼ毎日凍っていたのが改善されました。(水は毎日出てました)
夜中1時頃お湯を出そうとすると凍りかけているのか「ボコッ!ボコッ!」と暴れていたのも無くなりました。
昼間と変わらない安定感があります。
豪雪地帯の方には申し訳ないのですが、早くまた大寒波が来て欲しいと思う今日この頃です・・・

メンテナンスフリーを謳っていますが、夏場には中のスポンジは取り除きます。
完全密封したわけではないので、夏場は「虫」の巣窟になりそうだからですw 土の地面に接している一軒家である以上、虫とは縁が切れないと思っています。


以上、「水道管 凍結対策」 レポートでした!

▲2011,02,05


2018年1月24日、関東地方に33年振りとなる「低温注意報」が発表されました。
低温注意報の当日、1月25日、我が家の水道は凍結していませんでした!
上記対策を行ってから7年間、凍結することなく生活してきました。
TVニュースでは「水道局に1300件の問い合わせ」と報道ありましたが、
これって水道局に問い合わせるものなの?問い合わせても水道関係のリフォーム屋を紹介されて、
リフォーム屋が来る頃には水が出るようになっている・・・
まぁ水道管が破裂でもしていれば、業者に依頼するしかありませんが、
断熱材を巻き付ける事だけでも行っていれば防げることだと思います。
自宅のメンテナンスは自分で行うのが当たり前だと思っている私には理解できないです。

と、偉そうな事を言ってみましたが、1月26日朝、お湯のラインが凍結してましたw
水のラインは問題なく出ているので、食事やトイレに困る事はありませんが、お湯が出ないと洗い物で困ります。
給湯器の上部が露出しているので、そこも覆ってしまう必要性を感じています。
早速取り掛かろうと思ったのですが、何十年ぶりの大寒波が毎年来るか?
この寒波は今週で終わりということもあり、保留としました。


以上、「水道管 凍結対策」 その後でした!

▲2018,01,26

過去案件ですが、動画として編集いたしました。
今まで多数のお問い合わせもありましたが、実物はこんな感じです。

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以上、「水道管 凍結対策」 でした!

▲2020.12.06


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