ここからは詳細画像です。
レールとカブセの突合せ部分は45度でカットしました。
単純に見た目が綺麗だからですw
カブセ内部にはすき間モヘアシールのNo.6040を
貼り付けました。スキマ風防止用です。

ツインカーボの上下端面には、巾15mmに切断した
アルミテープを貼り、中空口を塞いであります。
機能的に効果があるのかはわかりませんが、内部の
空気が出入りしないように封じ込めてしまおうという
作戦です。防音断熱用のペアガラスのガラス間には
アルゴンガスが封入してあるそうなので・・・

こちらは引き違いガラスの奥側の右端部に
すき間モヘアシールを貼ってみました。
ツインカーボをハメ込んだだけでは、この部分に2~3
ミリのスキマができるためです。事実、モヘアシールが
無い状態でここに指を当てるとスースーと冷気が入っ
てくるのを感じました。

 

元々ある窓の額縁部分に、ひと回り小さい窓を追加
するだけの合理的な構造です。
外窓と内窓の間に「空気層」を作ることで、断熱、防音
効果が高まります。ペアガラスは窓内部にガラスを
2枚使用することで更に空気層を作り出し効果を高め
ます。
画像は1700×1000の窓です。

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トイレです。
ここもお尻を丸出しにする場所なので、寒気が気に
なっていました。ここの小窓は構造が特殊で・・・床下
からの寒気がマトモに吹き上げてくる場所でもありまし
た。ツインカーボ二重窓を追加した事で全く寒さを感じ
なくなりました。

これは模型製作で使う、レザーソーと、45度に切断
する冶具です。ホームセンターでも売っています。
あると便利です。綺麗な45度のカットが出来ます。

 二重窓  double‐paned window

外窓、ツインカーボ窓、インプラスという三段構えです。
嫌味なく収まっています。インプラスを閉めれば全く
わかりません。

作業自体は手馴れたもので、部材さえ揃っていれば
寸法出しから切断加工含めて、1時間で施工できる
ようになりました。

閑静な住宅街から国道近くの住宅に移り住んで一番最初に感じたことが、「うるさい」でした。
特に深夜間、通りを走る車の走行音がとても耳障りで初日は寝られないほどでした。
寝室にしている2階の6帖間に窓があるのですが、それが開いているんじゃないか?と思うほど騒音が
入ってきたので、翌日その窓にダンボールでフタをしてみた所、騒音が半分に軽減され、特に気にせず
寝ることができました。
堤 真一さんが出演している「インプラス」のCMを思い出し、早速リフォーム屋さんに電話をして施工して
もらいました。各々の窓に合わせた完全受注品なので2週間ほどかかりましたが、施工後の静けさは
感動ものでした。
・・・ですが、高い!1700×550と1700×1000の2ヶ所の窓に防音ペアガラスで施工したのですが、
施工費込みで12万円でした。ネットで調べてみると、インプラスは枠と障子(ガラスを入れる枠)だけの
販売を行っている業者もありました。ちょっと早とちりをした感もありましたが、寝室は急を要する案件だった
ので良しとしましょう。
...

窓枠自体は樹脂製ですが、しっかりした作りになっています。さすがトステムです。

...

しごく簡単ですが、確実に静かになります。


それとは別に二重窓を自作されている方のサイトも多数発見し、興味深く読ませていただきました。
すべてホームセンターで入手できる物で作られているようです。

ツインカーボ:ポリカーボネート製の中空構造の透明板で、ガラスの約200倍の耐衝撃強度があり、
         中空構造内部に挟み込んだ空気層があるため優れた断熱性、保温性を発揮します。
         高耐候性があるため、紫外線による黄変化や劣化が少ない。
ガラス戸上下レール:樹脂製のガラス用レールです。上下で溝の深さが違います。ツインカーボ使用時は
              溝巾5mmのものを使います。
カブセ:窓の左右に貼ってスキマを埋めるために使用します。「カブセ15」というサイズのものが良いです。
・両面テープ、アルミテープ、スキマテープ、レザーソー、カッター等

早速部材を買い込み自作いたしましたw
リビングに1200巾×1150高さの出窓が4ヶ所、キッチンに1210×780、トイレに600×200、浴室に
570×700と、合計7ヶ所の窓があり、リビングは騒音が気になっており、キッチン、トイレ、浴室は寒気が
気になっていました。
...

フロスト加工された物ではないクリア物のツインカーボなのですがボヤけて見えます。
外部から部屋の中が丸見えだったのが改善されました。
    

...

出窓はこうやって物を置けるのがいいですね。

...

ブロンズはモダンな雰囲気が漂ってイイ感じです。

...

浴室は効果を一番感じられました。

...

小さくても二重窓が在ると無いとでは大違いでした。

...

ここからは「個人的なこだわり」が占める部分ですねw

...

これはみなさん余裕があれば是非お勧めです。

...

ちょと加工がきたないですね。。言い訳として作業しづらい場所だったので手を伸ばして配置しました。
ハイ、言い訳ですw

...

こういうのがあると便利ですよっていう。


ツインカーボによる二重窓の自作 ですが、これはみなさんに是非お勧めしたいものです。

リビングですが、今までは外部の騒音が大きく、テレビの音量を上げていましたが、二重窓化したことで
とても静かになりました。これは誰もが実感できるレベルだと思います。騒音計は持っていませんが、
体感効果的には騒音が半分以下になりました。またエアコンの効きも良くなりました。自宅のエアコンは
パネルに消費電力が表示される新型に交換したのですが、二重窓化以前は何時間も1700W表示でした
が、二重窓化してからは1時間くらいで500W台まで落ちます。つまり、断熱効果が上がった為に部屋の
中の温度が保持されるようになったという事です。

浴室は効果絶大でした。今までが寒すぎたのかもしれませんが、服を脱いで屋外に出たのと同じくらいの
寒さを感じていましたが、二重窓化後はそれほど寒さを感じなくなりました。裸なので寒いですが、以前の
ように屋外に出たような寒さは全く無くなりました。嫁が入った後などは保温効果のおかげで逆に温かい
です。

自作でもここまで違うので、家の窓全てを既製品のインプラス(トステム)や、プラマードU(YKK)等に変え
れば更に良くなるでしょう。ただし金額もすごい事になるでしょう。
ただ、インプラス等の3mm単板ガラスよりはツインカーボの方が断熱防音効果はあるそうです。
現時点での我が家は、単板インプラスよりは静かなのだと思います・・・
リビングの出窓2ヶ所は後々インプラスを自分で取り付ける予定です。そのため、額縁端から70mm以上
離してツインカーボ二重窓を作りました。(上の画像で言えば3番目の窓です)
なので最終的には三重窓となります。

以上、「ツインカーボによる二重窓の自作」レポートでした!

▲2011,01,23


業者さんに取付けてもらった「インプラス」の内側にツインカーボ窓を追加して三重窓にしてみました。
2階の寝室にある明り取り窓です。外窓とインプラスのスキマが30mmあったので余った部材で製作。
インプラスが3mmガラスのペアなので、厳密に言えば「四重窓」ということになります。
...

ここはまず開けることのない窓なのでこれだけ施工しても問題ありません。

効果の程はといいますと・・・絶大な効果です!もうほとんど外の音は聞こえません。が、今度は低音が
気になるようになりました。中、高音の音をほぼ完全に遮ってくれるようになったおかげで、今までも聞こ
えてはいたけど他の音域と重なって気にならなかった低音だけが抽出されたという感じです。
これを抑えるには、防音特殊フィルムを挟み込んだ高価な「防音ガラス」しかないでしょう・・・
ですが、実際低音が気になるとは言っても、外窓だけだった頃とは比べられない程静かになっています。
「欲を言えばキリがない」という事でしょうか。私のことなので、窓を完全防音にしたら、今度は壁も壊して
完全防音壁に作り直してしまいそうで怖いですw

ツインカーボの切断について補足します。
カッターで切れますがとても大変です。よく切れる刃で、力を適宜に入れて10回ほど慎重に引いて切る。
という感じです。1mの鉄定規は必須です。ある程度 力を入れて切るので、定規を押さえている手の甲
にでもカッターが滑ったら間違いなく大怪我をします。
ツインカーボを購入するホームセンターの加工場で切断してもらいましょう。
その時、上下端面は10mm程切断してもらってください。搬送等で端面は潰れている事が多いからです。
切断してもらったら、加工場にあるエアーガンを借りて、中空部分に侵入した切りクズを吹き飛ばしておくと
後々ラクです。

ツインカーボの加工寸法についてメールで質問があったのでここでも回答します。
ツインカーボの縦寸法は、「既存の額縁縦寸法-7mm」がベストです。
横幅の大きな窓(1500mm等)の場合は、額縁縦寸法が左右で違う事もあるので注意してください。
そういう窓の場合は左右どちらか短い方に合わせて「-7mm」で切断してください。
巾5mmの上下レールを使用している限り「-7mm」で取り付かなかったり外れたりする事はありません。
窓高さが1000mmを超える場合は「下レール」を使わず「上レール」を下側にも使用しましょう。
縦が長い場合に「下レール」を使用すると、ツインカーボ自体の重みでたわんで外れることがあります。

以上、「ツインカーボによる二重窓の自作」レポートの更新情報でした!

▲2011,01,25



 続編 ⇒ インプラス ノックダウンキットによる二重窓自作
▲2016,02,20

ここは光ケーブルを出窓から宅内に導入しているので
窓のニゲ加工を行いました。
配線コードカバーの十字分岐というパーツを購入して
光ケーブルを通して宅内に入れました。ツインカーボと
カブセはそれを逃げるように加工しました。
本物のガラス窓では出来ない芸当ですw

浴室です。
ここは裸で入る場所なので、寒さがいつも気になって
いました。ルーバー窓なので寒気の進入を防ぎきれて
いませんでした。
浴室なので水や湿気で両面テープじゃダメかな・・・と
思いましたが、外れた時はまたやり直せばいいや で
両面テープ固定にしましたw
「壊れたらやり直せばいい!」
↑これがやっぱり自作の醍醐味ですw

ここの効果はすごかったです。ほとんど寒さを感じる事
はなく、湯を張った後の浴室保温効果は絶大でした。

こちらはキッチンです。
635mm×773mmのブロンズ色のツインカーボです。
ここは定尺から2枚取れました。
元々付いていたんじゃないか?っていうくらいの美しさ
があります。
いつもキッチンに立っている嫁も「寒くなくなった!」と
喜んでくれました。

リビングの出窓です。4ヶ所あります。
ツインカーボの採寸は、横方向が
(1200mm巾+60mm(重なり))÷2=630mm巾
高さは1150mm-7mm=1143mm高さとしました。
なので630mm×1143mmのツインカーボが2枚必要
なのですがツインカーボの定尺は910mm×1820mm
なので、ツインカーボ1枚から窓1枚分しか採れません。
一つの窓にツインカーボ2枚が必要でした・・・

上レールは両面テープとM2.4の皿タッピングで固定、
下レールと左右のカブセは両面テープです。


こちらは天井近くにある1700×550の明り取り窓です
が、ここが一番音が入ってくる窓です。
当然ペアガラスにしました。
業者の取付を見ていたのですが、特に難しい事もなく
枠をネジで固定して完成していた窓をハメ込んだだけ
でした・・・これくらいなら自分で出来るじゃん・・・
と思い、ネットで検索した次第です。

ただし、業者に頼んで施工してもらうと、エコポイントが
もらえます
。枠だけ買ってDIYで施工するともらえませ
んのでご注意ください。

こちらは別の出窓です。
1/48ガンダムとザクが外を警戒してくれていますw

リビングの出窓4ヶ所は、すべてクリアのツインカーボ
にしました。ブロンズ色も趣があって良かったのですが
若干暗くなる気がしたのでクリアに統一しました。

 

 

 






















































最近では必要部材をまとめたセット品が販売されているんですね。
完全自作品と比べたら、価格は2倍程度ですがラクでいいです。
ホームセンターであっちこっち歩き回って部材をかき集める事なく
揃ってしまうので。