本文へスキップ

Refined MR2 -ガラス用遮熱シート-

ガラス用遮熱シートを貼った断熱効果の紹介です。

ガラス用遮熱シートを貼った断熱効果の紹介です。

窓ガラス用遮熱シート 
heat reduction sheet

PC用サイトはこちら
私の自宅は「西日」が射し込む向きに窓がたくさんあります。
分かりきった事ですが、日光の直射は窓から入って室内を急激に暖めるので、いつも冷房はフル稼働・・・
という非省エネ生活になっていました。
以前、テレビで「窓ガラスに断熱シートを貼ると効果がある」という実験番組があり、私も貼ってみました。

実証番組では断熱専門の業販向けシートでしたが、私はすぐに手に入るホームセンター品にしました。
購入した遮熱シートはアサヒペンの「遮熱シート」。クリア92cm×2mで2480円。これを計6本買いました。

車のフィルムやインプラス防音合わせガラスに貼ったUVフィルムとは違い、裏面に糊が無く、厚みもある
商品でした。強いて言えばテーブルに敷くビニルクロスのような感じです。

ギャラリー

イメージ01

ペラペラのビニルシートです。
密着性が高いのでシート同士がくっつくと剥がすのに往生します。

貼り方
1.窓の清掃。霧吹きで窓に水を掛けて樹脂製の
 スクレーパーで汚れを拭き取る。
2.必要サイズより一回り大き目に切断したシートを
 貼り付ける。上側の位置を決めてから空気を
 追い出すように下側を貼っていく。
3.樹脂ベラで軽めに気泡を追い出していく。
4.金定規を使ってカッターではみだした不要シートを
 切断する。
5.樹脂ベラで強めに本格的に気泡を追い出す。

と、文章で書けば簡単なんですが、実際やってみると大変です。
まず「シートを必要サイズより一回り大きく切断する」のが大変ですw 1mくらいの金定規と下敷きが必要になります。下敷きは雑誌3冊くらいで何とかなります。くるくる丸まろうとするシートを制しながらカッターで切断・・・意外と手ごわいですw
そして貼り付けですが、ここが一番大変です。「上側の位置を決めてから」なんてエラソーに書いてますがこれがなかなか合わない。というより中間あたりが先にガラスにくっついて合わせられない。。
私が編み出したのは、上側にセロテープを貼るという方法です。ガラスに貼る前にシート上面3箇所くらいにセロテープを貼って、それを窓枠に貼り付ければ上側の位置が決まります。
あとはシートの一番下を持って上まで持ち上げて空気が入らないように下ろしていけばうまく貼れます。
3の「樹脂ベラで軽めに・・・」ですが、車のフィルム等と同じように強く押していくと、この遮熱シートは簡単にシワになります。。コツを掴めばわかると思いますが、1回目の気泡抜きは目に見える大きな気泡を軽い力で追い出していけば良いです。
4の「金定規で切断」は窓枠のゴム(グレチャン)から3mmほど離した位置で切断します。最後の気泡抜きでシートが伸びる為です。カッターの歯は窓1枚ごとに折って新しい葉を使いましょう。
最後は樹脂ベラで強めに圧着して気泡を追い出します。ここまでくればコツも掴んでいると思うので、押す力加減は自ずとわかると思います。最初はシートの台紙を重ねてこすっていましたが、うまくいかないので直接こすっても意外と傷が付きませんでした。
最後に窓全体の水分を拭いて完了です。

そして自宅のほぼ全ての窓に施工完了しました。


イメージ02

常時警戒中のガンダムとザクもこれで日焼けしなくなりました。


イメージ03

2階の窓です。
2階の窓は前回インプラスを施工した窓です。
2階の窓は遮熱効果もさることながら、更なる防音にも貢献してくれそうです。


イメージ04

景観が見えなくなるのは嫌だったので、クリアシートにしましたが、外から見ると緑っぽい色になりました。
車の窓のような感じです。


そして効果は・・・
イメージ05

遮熱シート無し


イメージ06

遮熱シート有り


約3度の差がでました!ですが、これは窓への直射温度です。
「室内温度」というものは徐々にその時点での最高温度に達するので、室内温度を測れば遮熱シートを貼っていても同じ数値になります。遮熱シートの効果はその最高温度に達するまでの時間を長くしてくれるというものです。室内温度の計測もしましたが、おおよそ1時間ほど延ばしてくれました。
 
その効果をエアコンの電気料金に換算してみたいと思います。
 室外温度36度 冷房29度設定
  遮熱シート無し(室温35度)
  
1.9kWで35分フル稼働後、徐々に下降して45分後に
  室温30度で安定(80W前後)。
  遮熱シート有り(室温33度)
  
1.9kWで21分フル稼働後、徐々に下降して30分後に
  室温29.5度で安定(80W前後)。

この結果で注目すべきは稼動直後のフル稼働時の時間です。
 
1.9kWで14分の差が電気料金の差になります。
  1.9kwを14分で、1.9(kw)×14/60(h)= 0.443(kw)
  1kWh:22円86銭として
  0.443(kw)×22.86(円)=10.13(kW円)
  10.13(kW円)×30日=303.9円
 1ヶ月で
303.9円の節約になることがわかりました。

遮熱シートを貼ることで、間違いなく節電効果はありました。
費用対効果で見れば、元を取るのに4年必要で少し微妙な感じもしますが、日焼け対策、防音対策まで付加されるのでやる価値はあったと思います。

以上、「窓ガラス用 遮熱シート」レポートでした。

▲2012,07,29


Refined MR2 トップページへ