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Refined MR2 -二重窓-

Refined MR2管理者の自宅 二重窓 自作の紹介です。ツインカーボによる防音・断熱・結露軽減 二重窓の自作 インプラス、プラマードU

Refined MR2管理者の自宅 二重窓 自作の紹介です。ツインカーボによる防音・断熱・結露軽減 二重窓の自作 インプラス、プラマードU

二重窓 double‐paned window

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閑静な住宅街から国道近くの住宅に移り住んで一番最初に感じたことが、「うるさい」でした。
特に深夜間、通りを走る車の走行音がとても耳障りで初日は寝られないほどでした。
寝室にしている2階の6帖間に窓があるのですが、それが開いているんじゃないか?と思うほど騒音が入ってきたので、翌日その窓にダンボールでフタをしてみた所、騒音が半分に軽減され、特に気にせず寝ることができました。
堤 真一さんが出演している「インプラス」のCMを思い出し、早速リフォーム屋さんに電話をして施工してもらいました。各々の窓に合わせた完全受注品なので2週間ほどかかりましたが、施工後の静けさは感動ものでした。
・・・ですが、高い!1700×550と1700×1000の2ヶ所の窓に防音ペアガラスで施工したのですが、施工費込みで12万円でした。ネットで調べてみると、インプラスは枠と障子(ガラスを入れる枠)だけの販売を行っている業者もありました。ちょっと早とちりをした感もありましたが、寝室は急を要する案件だったので良しとしましょう。

イメージ01

元々ある窓の額縁部分に、ひと回り小さい窓を追加するだけの合理的な構造です。
外窓と内窓の間に「空気層」を作ることで、断熱、防音効果が高まります。ペアガラスは窓内部にガラスを2枚使用することで更に空気層を作り出し効果を高めます。
画像は1700×1000の窓です。


イメージ02

こちらは天井近くにある1700×550の明り取り窓ですが、ここが一番音が入ってくる窓です。
当然ペアガラスにしました。
業者の取付を見ていたのですが、特に難しい事もなく枠をネジで固定して完成していた窓をハメ込んだだけでした・・・これくらいなら自分で出来るじゃん・・・
と思い、ネットで検索した次第です。

ただし、業者に頼んで施工してもらうと、エコポイントがもらえます。>枠だけ買ってDIYで施工するともらえませんのでご注意ください。



それとは別に二重窓を自作されている方のサイトも多数発見し、興味深く読ませていただきました。
すべてホームセンターで入手できる物で作られているようです。
ツインカーボ
ポリカーボネート製の中空構造の透明板で、ガラスの約200倍の耐衝撃強度があり、中空構造内部に挟み込んだ空気層があるため優れた断熱性、保温性を発揮します。
高耐候性があるため、紫外線による黄変化や劣化が少ない。
ガラス戸上下レール
樹脂製のガラス用レールです。上下で溝の深さが違います。ツインカーボ使用時は溝巾5mmのものを使います。
カブセ
窓の左右に貼ってスキマを埋めるために使用します。「カブセ15」というサイズのものが良いです。
・両面テープ、アルミテープ、スキマテープ、レザーソー、カッター等

早速部材を買い込み自作いたしましたw
リビングに1200巾×1150高さの出窓が4ヶ所、キッチンに1210×780、トイレに600×200、浴室に570×700と、合計7ヶ所の窓があり、リビングは騒音が気になっており、キッチン、トイレ、浴室は寒気が気になっていました。


イメージ03

リビングの出窓です。4ヶ所あります。
ツインカーボの採寸は、横方向が
(1200mm巾+60mm(重なり))÷2=630mm巾
高さは1150mm−7mm=1143mm高さとしました。
なので630mm×1143mmのツインカーボが2枚必要なのですがツインカーボの定尺は910mm×1820mmなので、ツインカーボ1枚から窓1枚分しか採れません。
一つの窓にツインカーボ2枚が必要でした・・・

上レールは両面テープとM2.4の皿タッピングで固定、下レールと左右のカブセは両面テープです。


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こちらは別の出窓です。
1/48ガンダムとザクが外を警戒してくれていますw

リビングの出窓4ヶ所は、すべてクリアのツインカーボにしました。ブロンズ色も趣があって良かったのですが若干暗くなる気がしたのでクリアに統一しました


イメージ05

こちらはキッチンです。
635mm×773mmのブロンズ色のツインカーボです。
ここは定尺から2枚取れました。
元々付いていたんじゃないか?っていうくらいの美しさがあります。
いつもキッチンに立っている嫁も「寒くなくなった!」と喜んでくれました


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浴室です。
ここは裸で入る場所なので、寒さがいつも気になっていました。ルーバー窓なので寒気の進入を防ぎきれていませんでした。
浴室なので水や湿気で両面テープじゃダメかな・・・と思いましたが、外れた時はまたやり直せばいいや で両面テープ固定にしましたw
「壊れたらやり直せばいい!」
↑これがやっぱり自作の醍醐味ですw

ここの効果はすごかったです。ほとんど寒さを感じる事はなく、湯を張った後の浴室保温効果は絶大でした


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トイレです。
ここもお尻を丸出しにする場所なので、寒気が気になっていました。ここの小窓は構造が特殊で・・・床下からの寒気がマトモに吹き上げてくる場所でもありました。ツインカーボ二重窓を追加した事で全く寒さを感じなくなりました


イメージ08

ここからは詳細画像です。
レールとカブセの突合せ部分は45度でカットしました。
単純に見た目が綺麗だからですw
カブセ内部にはすき間モヘアシールのNo.6040を貼り付けました。スキマ風防止用です。

ツインカーボの上下端面には、巾15mmに切断したアルミテープを貼り、中空口を塞いであります。
機能的に効果があるのかはわかりませんが、内部の空気が出入りしないように封じ込めてしまおうという作戦です。防音断熱用のペアガラスのガラス間にはアルゴンガスが封入してあるそうなので・
・・


イメージ09

こちらは引き違いガラスの奥側の右端部にすき間モヘアシールを貼ってみました。
ツインカーボをハメ込んだだけでは、この部分に2〜3ミリのスキマができるためです。事実、モヘアシールが無い状態でここに指を当てるとスースーと冷気が入ってくるのを感じました。


イメージ10

ここは光ケーブルを出窓から宅内に導入しているので窓のニゲ加工を行いました。
配線コードカバーの十字分岐というパーツを購入して光ケーブルを通して宅内に入れました。ツインカーボとカブセはそれを逃げるように加工しました。
本物のガラス窓では出来ない芸当です
・・・


イメージ11

これは模型製作で使う、レザーソーと、45度に切断する冶具です。ホームセンターでも売っています。
あると便利です。綺麗な45度のカットが出来ます




ツインカーボによる二重窓の自作 ですが、これはみなさんに是非お勧めしたいものです。

リビングですが、今までは外部の騒音が大きく、テレビの音量を上げていましたが、二重窓化したことでとても静かになりました。これは誰もが実感できるレベルだと思います。騒音計は持っていませんが、体感効果的には騒音が半分以下になりました。またエアコンの効きも良くなりました。自宅のエアコンはパネルに消費電力が表示される新型に交換したのですが、二重窓化以前は何時間も1700W表示でしたが、二重窓化してからは1時間くらいで500W台まで落ちます。つまり、断熱効果が上がった為に部屋の中の温度が保持されるようになったという事です。

浴室は効果絶大でした。今までが寒すぎたのかもしれませんが、服を脱いで屋外に出たのと同じくらいの寒さを感じていましたが、二重窓化後はそれほど寒さを感じなくなりました。裸なので寒いですが、以前のように屋外に出たような寒さは全く無くなりました。嫁が入った後などは保温効果のおかげで逆に温かいです。

自作でもここまで違うので、家の窓全てを既製品のインプラス(トステム)や、プラマードU(YKK)等に変えれば更に良くなるでしょう。ただし金額もすごい事になるでしょう。
ただ、インプラス等の3mm単板ガラスよりはツインカーボの方が断熱防音効果はあるそうです。
現時点での我が家は、単板インプラスよりは静かなのだと思います・・・
リビングの出窓2ヶ所は後々インプラスを自分で取り付ける予定です。そのため、額縁端から70mm以上離してツインカーボ二重窓を作りました。(上の画像で言えば3番目の窓です)なので最終的には三重窓となります。

以上、「ツインカーボによる二重窓の自作」レポートでした!

▲2011,01,23


業者さんに取付けてもらった「インプラス」の内側にツインカーボ窓を追加して三重窓にしてみました。
2階の寝室にある明り取り窓です。外窓とインプラスのスキマが30mmあったので余った部材で製作。
インプラスが3mmガラスのペアなので、厳密に言えば「四重窓」ということになります。
イメージ12

外窓、ツインカーボ窓、インプラスという三段構えです。
嫌味なく収まっています。インプラスを閉めれば全くわかりません。

作業自体は手馴れたもので、部材さえ揃っていれば寸法出しから切断加工含めて、1時間で施工できるようになりました




効果の程はといいますと・・・絶大な効果です!もうほとんど外の音は聞こえません。が、今度は低音が気になるようになりました。中、高音の音をほぼ完全に遮ってくれるようになったおかげで、今までも聞こえてはいたけど他の音域と重なって気にならなかった低音だけが抽出されたという感じです。
これを抑えるには、防音特殊フィルムを挟み込んだ高価な「防音ガラス」しかないでしょう・・・
ですが、実際低音が気になるとは言っても、外窓だけだった頃とは比べられない程静かになっています。
「欲を言えばキリがない」という事でしょうか。私のことなので、窓を完全防音にしたら、今度は壁も壊して完全防音壁に作り直してしまいそうで怖いですw

ツインカーボの切断について補足します。
カッターで切れますがとても大変です。よく切れる刃で、力を適宜に入れて10回ほど慎重に引いて切る。
という感じです。1mの鉄定規は必須です。ある程度 力を入れて切るので、定規を押さえている手の甲にでもカッターが滑ったら間違いなく大怪我をします。
ツインカーボを購入するホームセンターの加工場で切断してもらいましょう。
その時、上下端面は10mm程切断してもらってください。搬送等で端面は潰れている事が多いからです。
切断してもらったら、加工場にあるエアーガンを借りて、中空部分に侵入した切りクズを吹き飛ばしておくと後々ラクです。

ツインカーボの加工寸法についてメールで質問があったのでここでも回答します。
ツインカーボの縦寸法は、「既存の額縁縦寸法−7mm」がベストです。
横幅の大きな窓(1500mm等)の場合は、額縁縦寸法が左右で違う事もあるので注意してください。
そういう窓の場合は左右どちらか短い方に合わせて「-7mm」で切断してください。
巾5mmの上下レールを使用している限り「-7mm」で取り付かなかったり外れたりする事はありません。
窓高さが1000mmを超える場合は「下レール」を使わず「上レール」を下側にも使用しましょう。
縦が長い場合に「下レール」を使用すると、ツインカーボ自体の重みでたわんで外れることがあります。

以上、「ツインカーボによる二重窓の自作」レポートの更新情報でした!

▲2011,01,25

最近では必要部材をまとめたセット品が販売されているんですね。
完全自作品と比べたら、価格は2倍程度ですがラクでいいです。
ホームセンターであっちこっち歩き回って部材をかき集める事なく揃ってしまうので。

 続編 ⇒ インプラス ノックダウンキットによる二重窓自作
▲2016,02,20

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