無駄な費用
SSD |
OCZ OCZSSD2-1VTX30G ×5台 |
14800×5
=74000 |
▲2009,04,09
処理速度の向上レポートでもしようと思ったのですが・・・前メイン機のデータをとっていなかった為、できませんw が、確かにすべてが早くなっていますね。
今回は、メイン機のその後・・・ ということで更新いたします。
メイン機は主に動画編集を行うので、ソフトやハードウェアもそれに特化した仕様になっています。
今回紹介するのは、リードテックの『
WinFast
PxVC1100』です。これはハイビジョン映像などを超高速にエンコードできる拡張ボードです。プレイステーション3やスーパーコンピューターなどで使われる「Cell」という東芝製CPUの改良版を複数搭載しており、このシステムを「SpursEngine」と命名してデスクトップ用のハイエンドエンコード・デコードボードとして発売されました。
通常、動画のエンコード(データ変換)作業などは、パソコンのCPUに処理をさせますが、SpursEngineボードを追加することで、それらの処理作業をすべてボード上の「Cell」に行なわせることができます。
色々な作業を同時に行うパソコンのCPUより、変換作業のみを「Cell」にやらせれば、処理速度が速くなるのもお分かりいただけるかと思います。
SpursEngineを利用するには、TMPGEnc 4.0
XPressというエンコードソフトが必要ですが、私は昔からこのソフトを使っているので問題ありません。
SpursEngineは、DVDで使うMPEG-2と、Blu-ray Discで使うMPEG-4 AVC出力に対応しているので昨今の副業ではDVDビデオの依頼が多いため、私にとっては願ったり叶ったりです。
早速取り付けてテストしてみました。ソースファイルは30分のMPEG2の動画。これを完全なDVD形式のデータに変換させます。
まずは、SpursEngineを使用しない設定で変換出力…25分かかりました。
そしてSpursEngineを使用する設定で変換…10分かかりませんでした!
信じられないくらい爆速です。。SpursEngine利用時は設定できない項目も何点かあり、少し残念な部分もありますが時間を短縮できることは非常に嬉しい限りです。
その速さを利用して今までに様々な動画編集作業を行いました。
メイン機は組立て当初からはOS入れ替えを行いました。最初はWindows7 bata版のビルド7000でしたが、RC(製品候補)版ビルド7100がリリースとなった時点でRC版に入れ替えました。ほとんど問題なく快適に稼動しているので、小さなシステムアップ程度で使っていけそうです。ただ、今年の10月22日以降に製品版が発売予定とのアナウンスがあったので、またOSの入れ直しが必要となります…
OSの入れ替え作業は結構めんどくさいです。。
以上、メイン機のその後でした。
▲2009,09,26
前回の更新から約半年。
その間の、私の仕事環境の変化等に伴い、メインPCのグレードアップを行ってきました。
仕事で3D
CADを扱うことが多くなったことと、メインPCの稼動時間が増えたため省電力を意識し始めました。
Windows7
RC版は試用期間が過ぎたため、正式版のWindows7 Professionalを購入しました。
Windows7
Professional 64bit版。
最上位のバージョンに「Ultimate」というものがあるのですが、これは暗号化や全世界語が入っているもので、個人で使うには必要性のない機能ばかりなので「Professional」にしました。
もうだいぶ前からですが、64bit OS以外は考えられなくなりました。32bit OSではメモリが3.5GB程度しか扱えないので、パフォーマンスにかなりの影響があります。64bit版のWindows7
Professional以上であれば、メモリは最大192GBまで搭載できます。
Server05でも触れていますが、省電力タイプの電源に換装しました。
80PLUSとういう規格には、ランクが4つあります。
「スタンダード」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」とそれぞれに交流直流変換効率によってランクが決定されます。
スタンダードは負荷50%時に80%、ゴールドは90%です。10%の違いはかなりの差があります。
今回選定した電源は、80PLUS GOLDを取得しているオウルテックの650W電源です。選定理由は、80PLUS規格は通常、アメリカの電圧規格に合わせて「230V」で計測します。230Vで80PLUSを取得しても、日本で使用する「110V」時には効率が若干落ちるのですが、このオウルテックの電源は、
「110V時の効率90%」と謳ってありました。
他のメーカに問い合わせてみましたが、110V時の効率を保証する所はありませんでした。
そして、一番の変更点がビデオカードです。
ゲームは一切やらない為、高価なビデオカードは全く必要性が無かったのですが、仕事で三次元CADを使うようになり、非力すぎるビデオカードに嫌気が差して衝動買いに近いカタチで下記を購入しました。
パソコンのディスプレイに絵を描画させるプログラムは主に2つあります。
DirectXとOpenGLと呼ばれるものですが、違いはDirectXはゲーム向け、OpenGLはCAD向け という棲み分けが行われています。
OpenGLに特化したビデオカードの最上位製品のQuadroFX5800です。
機能詳細は敢えて書きませんが、新品価格が40万オーバーという化け物ビデオカードです・・・
DirectXのカードで高価な部類でも10万程度なので、このカードの価値が少しは理解していただけるかと・・・
3D CADの仕事がとても効率良くなりました。
マザーボード部です。
PCIスロット部 上部から
ビデオカード:Quadro
FX5800(ELSA)
RAIDカード:ASR-5805(ADAPTEC)
PCIスロットファン:PC
AIRCON(AeroCool)
GPGPUカード:PxVC1100(WinFast)
かなり密集してきました。。
厳選した部品によって、動画編集、3D CAD、PCの動作速度、省電力 すべてを満足できる仕様になりました。
メイン機はこれでほぼ完成です。完成とは言っても当面の間は・・・ということで、新しい技術による部品等が現れれば、常に入れ替えて増強していきます・・・まぁそれが自作の一番の醍醐味でもあるワケです。
サーバ機と違って「メイン機02」とならないのは上記理由で部品を都度入れ替えて増強しているからです。
マザーボードごと交換するときは、CPU、メモリ等新しいものに変わるので「02」となります。
以上、メイン機のグレードアップでした。
▲2010,05,20