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Refined MR2 -節電対策-

我が家の節電対策 LED電球 省エネ エアコン 太陽光

我が家の節電対策 LED電球 省エネ エアコン 太陽光

節電対策

PC用サイトはこちら
みなさん御存知の通り、7月1日に電力使用制限令が発動されました。
企業も一般家庭も15%節電しろという命令です。企業は15%達成できなかった場合には100万円の罰則があります。これはWh(ワットアワー)単位なので大変です。15%節電ができなかった時間が1日に3時間あった場合は日に300万円の罰則となります・・・
一般家庭には罰則はありません。努力してくださいというお願い的なレベルです。達成できた家庭には懸賞品に応募できるサービスを政府がやってるみたいです。

そんなご時勢ですが、我が家も節電に取り組んでいます。
以前レポートしたSERVER05の時に省エネを意識し始めましたが、今回はそれを自宅に適用してムダな電気を洗い出して節電対策いたしました。
我が家での節電対策の方法として一番重要なことは「
我慢をしない」ということです。
暑くてもエアコンを使わないとか、暗くても電灯を点けないといった無理のある節電ではなく、
高効率省エネ製品に買い換えるという反感を買われそうなブルジョワ的対策を施しましたw


LED照明
  照明器具が家の中で一番使用されている電気使用製品では
  ないでしょうか?
  我が家で使用されていた白熱電球は25Wタイプと40Wタイプ
  の2種でした。使用個数をすべてチェックしてホームセンター
  にて代替LED電球を購入しました。

ギャラリー

イメージ01

イメージ02

シャンデリア用の25Wミニクリプトン電球用と、通常形状の40W白熱電球用の代替LED電球です。
25Wタイプを6個、40Wタイプを12個購入しました。
それで2万円くらいでした。


イメージ03

イメージ04

シャンデリアは1脚6灯ですが、3灯に減らしました。右画像は脱衣所の電灯です。
LED電球には放熱用のフィンがついています。

ネットで調べると「中国産の粗悪品は目に悪い」とか「光が温かくない」と色々出てきたので、国産にこだわって購入してみました。
シャンデリア電球を交換した後に今までの光と違う違和感を覚えました。
うまく言えませんが、光が直線的なんです。攻撃的な感じでした。ですが1日で慣れましたw



エアコン
  家の中で一番電気を使用する電化製品です。
  これを使わないのが一番の節電になりますが、暑いと
  溶ける私には無理です。。
  家を購入した時に最初から付いていたのが25畳リビン
  グに14畳用の日立製 RAS-R2809MX と2階の6畳
  ベッドルームに6畳用日立製 RAS-R2509MXでした。
  実は家を購入した直後は冬で寒かったので、ほぼ毎日
  暖房機能を使っていました。1ヵ月後の電気代見て
  死にましたw 30000円でした。。
  リビング用のエアコンはその時に省エネタイプに買い
  換えました。ベッドルームのエアコンは使って
  いなかったのですが、昨今の熱帯夜に耐え切れず
  電気代を気にしながら使用していましたが、この度
  省エネタイプに買い換えました。


イメージ05

リビングの 東芝製 大清快 RAS-402UDR です。
(東芝の製品サイトが404エラーの為価格.com)
14畳用を対面で2台購入しました。
あとで説明しますがAPF(通年エネルギー消費効率)が「
6」という高省エネ製品です。もう少し数値が高い製品もありましたが、4kW級を2台となると他製品は価格が高すぎました。。
この製品の良い所は本体にモニターがある点です。
消費電力や料金、温度等表示できます。
最近重宝しているのが「涼風モード」です。
45Wで涼しい風を流してくれます。45Wは扇風機と同じ電力です。それでいて広範囲に風が流れるので扇風機よりも便利です。


イメージ06

寝室のパナソニック製 CS-221CXR です。
これはAPFが「
7.1」という化物エアコンです。
最新型なので以降の製品はもっと数値が上がるかもしれませんが、現時点では最高ランクの製品です。
ナノイー効果なのか髪の毛に潤いが出たと嫁が言っております。美肌にもなるらしいです。
この製品が凄いと思ったのは冷気が天上から降って来る感覚があります。風は人体に直接当てない設定にしているのですが、寝ていると体全体に冷たい風が柔らかく降りてきます。
この製品も電気代や温度等を本体に表示できますがリモコンで指示した時のみの表示です。


10年以上前のエアコンから最新型に交換するのは非常に節電効果があります。
エアコンを省エネタイプに買い換える際に気にする点は「
APF(通年エネルギー消費効率)」です。
JIS規格に沿った運転環境でそのエアコンの燃費を計測して導き出される数値で、これが高いほど消費電力が少なく省エネ性能が優れていることになります。
電器量販店で迷ったら、カタログ後半のスペック表内の「
APF」という数値を参考にしてください。
現時点では「
7.1」が最高数値だと思ってください。
ちなみに我が家の代々エアコンのAPFを計算してみると、日立製 RAS-R2809MXが2.7で省エネ基準達成率46%。日立製 RAS-R2509MXが3.3で省エネ基準達成率56%。東芝製 大清快 RAS-402UDRが6.0で省エネ基準達成率122%。
パナソニック製 CS-221CXRが7.1で省エネ基準達成率122%。
省エネ基準達成率で見れば古いエアコンは電気代が2.5倍かかっていた ということになります。

エアコンの節電運用方法で意外と知られていないのが「
常時稼動」です。
エアコンは運転した直後にフルパワーで運転します。(カタログスペック表内の消費電力最大値)
自宅のRAS-402UDRなら1.9kWhでフル稼働して設定温度に近づくと消費電力も落ちてきます。
外気温32℃の時に室内29℃設定で1.9kWhが30分、徐々に800W・・・500W・・・300W・・・
最終的に室内温度が設定値になれば100W程度で落ち着きます。
3時間ほど出かけるからとエアコンを切ってしまうともったないのです。エアコンを止めた途端に室温はあっという間に外気温と同じに戻ってしまいます。自宅に戻ってきてエアコンを入れると、またフル稼働からのスタートとなり電気の無駄遣いをしてしまいます。
3時間点けっ放しだと100Wの3時間で300Whですが、点け直すと1.9kWhからとなり、数値で見ても明らかな通り電気の無駄遣いとなります。


液晶テレビ
  自宅のテレビはもう6年落ちのアクオスです。
  本当は省電力のLEDパネル物が欲しいのですが今は
  まだ様子見です。が、やれることはやっておきます。
  画面の「
明るさ」を「-5」設定としました。
  また、周囲の明るさに応じて自動で明るさが切り替わる
  「
明るさセンサー」もありますが、手動で暗く設定した
  ためコチラは設定ができません。
  やれることはこれだけしかありません。。
  ワットチェッカーで計測したところ、これで
1Wの節電に
  なりました。
  液晶テレビは待機電力は無いに等しいとのことで
  コンセントの抜き差しはしていません。
  ブラウン管テレビは待機電力が2Wほどあるそうです。


冷蔵庫、電子レンジ他
  冷蔵庫も7年落ちの製品です。製氷機が欲しくて購入
  したものですが、今までずっと庫内温度設定を
  「強」にしていましたが、「
」に変えました。
  キッチン周りの電化製品はすべて
スイッチ付き
  テーブルタップ
に変更しました。
  使う時だけスイッチを入れて使うようにしました。
  キッチン家電は時計や各種設定が消えてしまうのが
  ネックです。今年の節電ブームでそれらを対策
  した製品が発売されると思います。キッチン家電は
  それらを待ってから買い換えようと思っています。


パソコン関連
  各製作記を見て頂ければ分かると思いますが、
  現状では考えうる限りの省エネ設計にしてあります。
  ディスプレイが40Wもあるので明るさを落として
1W削減
  しましたが、これ以上は何もできないので
  席を離れる時などには電源を落とすようにしています。
  PCショップに行った時に省電力タイプ(25W)が売られ
  ていたので折を見て購入しようと思っています。


スイッチ付きテーブルタップ
  これを10本ほど購入しました。コンセント1個に付き
  スイッチ1個付いている物です。
  携帯やタブレットPCの充電器などは使う時だけスイッチ
  を入れるというクセを付けるようにしています。

  DVDプレーヤーや映像関連機器も同じく、必要なとき
  だけスイッチを入れて使っています。
  スイッチ付きテーブルタップは待機電力カットに大変
  貢献してくれていると思います。


イメージ07

各コンセントにスイッチが付いているタイプです。
機器名シールを貼っておけば便利です。
待機電力カットは大した節電ではありませんが長く対策する事でチリ積も現象で効果が出ると思います。



消費電力の差をまとめてみました。

機器 before after
シャンデリア 22W×6個×2脚=264W 4.3W×3個×2脚=25.8W 238.2W
白熱電球 36W×12個=432W 4.1W×12個=49.2W 382.8W
エアコン期間合計 2085W+1530W=3615W 1336W+621W=1957W 1658W
-10W 10W
2289W

1時間当たり2289Whの節電となりました。
節電金額を出したいと思いますが、機器各々の使用時間はバラバラなので、おおよそ5時間使用と考えて計算してみます。

 2289W×5時間=11445Wh(1日分)
 11445Wh×30日=343350Wh=343.35kWh(1ヶ月分)
 343.35kWh×22円=
7553.7円

正確な使用時間ではありませんが、概算として
1ヶ月 7553.7円の節電になりました。


「15%節電」とは何を基準に考えればいいのか?
経済産業省のサイトを見ても明確に書かれていないのですが、サイト内「家庭の節電宣言に参加しよう」というページ内に
  ・昨年度の電力使用量や今年度の削減実績が分かります。
とあることから、昨年実績を基準に考えれば良いと思います。
「昨年の伝票なんて無いよ。。」と言う方でも大丈夫。経済産業省のサイトから新規登録することで、東京電力運営サイト「TEPORE(テポーレ)」の会員登録も行えるので、過去の電力使用実績を知る事ができます。
私は東京電力の「電気のシェイプアップカルテ」会員になっているので、過去実績が分かります。

昨年とは住居が違いますが、電気使用量で比較すると
2010年6月:481kWh
2011年6月:356kWh
単純計算で
26%の削減に成功しています。

ただ、7月以降は猛暑かもしれないのでどうなるかわかりません・・・
電化製品を買い換える事での節電対策はあとは液晶テレビとPCディスプレイくらいでしょうか・・・
さらに上の節電対策はというと、太陽光蓄電システムの完成を待つしかありません。

今ある使える家電を買い換えてまで節電をするなら「元を取りたい」という考え方もありますが、私はそうではなく「
無駄な電気代を払い続けない」事が大事だと思っています。

以上、我が家の節電対策 のレポートでした。

▲2011,07,05


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