MAIN PC03  2020.11~


 メインPC02を更新してメインPC03となりました。
 新しいソフトに対する反応の遅さ、動画編集時の若干のもたつき、OSの起動、終了に時間が
 かかる、昨今のメニーコア情勢…
 もう半年前から新調を検討していましたが、AMDからRYZENの新型CPUが発売されるとの事で
 待っていました。
 AMDによる10月9日の発表後に、すぐに(予約はできなかったので)注文という形でしたが
 受け付けてくれたお店があったので依頼していました。
 そして11月7日にRYZEN9 5950Xを入手しました!
 
 AMDのCPUは15年前にAthlon XP 2800+を弄ったのが最後でした。
 現状のメインPC02もすでに8年前の物となっており、流用できるパーツはほぼありません。
 今回はケース含めすべてのパーツを新調しました。
 まあそこそこにお金は掛かりました。
 
 今回も困難を極める長く(感じた)辛い戦いでした…
 


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現在最強CPUです。
 CPUは、AMD RYZEN9 5950X(3.4GHz)です。
 AMDは今回のRYZEN5000シリーズで
 初めてINTELを抜いて最強の座へ躍り出ました。
 5950Xは16コア32スレッドという超化物です。
 価格も約10万円という信じられない低価格です。
 私は安定志向なのでCPUはINTELオンリーでしたが、
 乗り換えてしまう程の衝撃がありました。
 購入はコチラ


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良い仕事をしてくれました。
 マザーボードは、ASUSの
 TUF GAMING X570-PLUSです。購入はコチラ
 理由は後述しますが、思い入れがあって購入したわけ
 ではありません。
 間に合わせでの購入ですが、結果オーライでした。
 こだわった点はチップセットにX570を使用している事。
 X570はチップセット直結のPCIeがGen4なのです。
 最新はB550ですが、これはGen3なので除外でした。
 つまり、CPU側とチップセット側の2つがGen4なので
 RAIDを組めば超爆速ということです。


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簡易水冷は私に一番合ってる気がします。
 CPUクーラーは、CORSAIRの
 iCUE H150i RGB PRO XTです。
 冷却水封入型の簡易水冷キットです。
 ラジエターが360mmあり、RYZENシリーズでは
 コレ一択のような感じだったので購入しました。
 MAINPC02から簡易水冷を使ってますが
 全く問題なく冷やしてくれていました。
 空冷ファンだとうるさいんですよね。。


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これは爆速SSDです。
 今回は起動ドライブにM.2 SSDを採用です。
 CFD販売のCSSD-M2B1TPG3VNFを選択。
 M.2 SSD NVMe PCI-E Gen.4なので
 爆速が保証されています。
 MAINPC02の頃はSSDが高価だったので、
 少ない容量を購入してプログラムはHDDにインストール
 していましたが、今では価格も安くなっていたので
 1TBの物を購入しました。
 プログラムやキャッシュをM.2 SSDに入れれば
 PC動作は否が応でも早くなります。


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メモリは積めるだけ積みましょう。
 メモリは、G-SKILLの
 F4-2666C18Q-128GVKです。
 X570はメモリスロットが4つなので、
 32GBx4枚=128GB としました。
 メモリは積めるだけ積むのが私のスタイルです。
 2666MHzを購入しているのは、オーバークロックしない
 わけではなく、X570の仕様で4枚刺しだとOCできない
 からです。無理やりOCさせる方法もあるのですが、
 安定志向の私には必要ないです。


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これ買っとけば大丈夫。
 グラフィックボードは、NVIDIAの
 Quadro RTX 5000です。
 3D-CADで仕事をしている人には定番のボードです。
 新古品で15万円でした。
 1つ下のRTX 4000なら新品で購入できたのですが、
 それはLSI(2枚刺し)が出来ない仕様でした。
 (30万の拡張ボード買えば可能…)
 ゆくゆくはLSIもしたいのでRTX5000を購入しました。


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80 PLUS TITANIUM一択です。
 電源は、オウルテック Seasonicブランドの
 PRIME-TX-750です。
 当然 80 PLUS TITANIUMを選択しています。
 QUADROを選定した事で、500Wでは不安なので
 750Wにしました。
 メインパソコンに省電力は求めていないのですが、
 電源変換効率はもったいないので最高グレードに
 してあります。


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10TBなんて古い人間からすれば凄い事です。。
 データドライブとして、Western Digitalの
 WD101EFAXを購入しました。
 これはサーバー08と同じ10TBのHDDです。
 データドライブの一極集中化はデータ破損が怖いので、
 ゆくゆくはRAID化を予定しています。
 しかし、安くなった…


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これは素晴らしいPCケースです。
 PCケースは、Fractal Designの Define 7 XLです。
 サーバー08で側面ガラスの利便性に触れて、
 今回も側面ガラスでスクエアな形状の物を選択して
 います。
 サーバー08とは違い、ボードの増設やHDDの連装など
 も考慮してフルタワーケースを選定してあります。
 しっかりと設計されたケースで、様々な状況に応じて
 形状を変える事ができます。
 配線処理など細かい所にも設計者の意思が感じられる
 良いケースでした。


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いやいやいや…なんかカッコいい…
 組み上げて完成です。
 PC02からの流用はDVDドライブのみです。
 HDD連装形態にはしなかったので前側がスッキリして
 います。HDDは前側の下に格納されています。
 連装形態にせずとも、あと3台のHDDを格納できます。
 やっぱりこの側面ガラスは便利ですね。
 本来はLEDでのディスプレイ的要素が強いんでしょう
 けど、清潔感があります。


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なんか幻想的だ…
 ラジエターの奥にUSB Tape Lightを貼り付けました。
 机の下で暗いので、メンテの時に便利かと思います。
 これはUSB待機電力で光るので、PCの電源が入って
 いなくても点灯できます。
 BIOSではUSB待機電力は無効になっていましたが、
 このためにわざわざ有効化しました。
 いやしかし、ケーブルが見えないだけでだいぶスッキリ
 した印象になりますね。


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爆速ですね…
 滅多に取らないベンチを測ってみました。
 QUADRO RTX5000のベンチ性能が少し
 気になったからです。
 左の画像では13766というスコアでした。
 GeForceRTX2080Tiと同等という感じでした。
 ゲームでも快適に使えるという事がわかりました。
 
 Cドライブ(M.2 SSD)の速度は半端ないですね。。
 MAIN PC01でHDD RAID組んでた時でも
 いいとこ1000MB/sでした。
 5000MB/sって…何やるにしても早いの一言です。
 これで当分はストレスフリーで作業ができそうです。
 
 ただ、動画のエンコード時間だけはあまり効果が
 なかったんですよね…
 同じ動画をエンコードして2分しか早くならなかった…
 動画編集ソフトは現在模索中で、Power Derectorを使っていますが、GPU性能に頼ってない?
 以前はPremiereを使っていたのですが、バグりまくりで使用をやめました。
 PremiereだとGPU性能で左右されるっぽいのですが、あまり使いたくはないのが本音です。
 このあたりは時間掛けてでも良いソフトを突き詰めていきたいです。
 
 3D CADはもう最高です。
 どんなに重いデータでもサクサクぬるぬる動きます。
 Inventorは拘束掛けたときに一瞬動きが止まるような現象(私だけ?)があったのですが、
 今では何の抵抗もなく処理してくれます。
 これだけでも十分RYZEN9 5950X+QUADRO RTX5000の恩恵があったと感じています。


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CPU 1つで32スレッドです・・・
 いやいやいや、このCPUの数!!www
 CPU 1つで32スレッドです…
 
 PentiumIIデュアルCPUから始まった変態PC好きな
 私ですが、もうこれ以上は必要ないかなと思っています。
 さらに上には128スレッドとか価格も性能も桁違いな
 CPUはありますが、Windowsでは扱いきれないし、
 私の作業では必要もないです。

 このAMD RYZEN9 5950Xなら、これから先10年は使えそうな気がします。
 でもIntelもそのうち王者奪還のために魅力あるCPUを出してきそうな気もします。
 その魅力に負けた時がMAIN PC04組み立て時なのかな…
 
 
 以上、MAIN PC03の製作レポートでした。


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48000円分の勉強代です。
 MAIN PC02から失敗が続いている気がします…
 今回も不具合に悩まされた組み立て記でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ● Asrock X570 STEEL LEGEND
     かなり熟考して購入したマザーです。
     BIOSアップデートを行ってもRYZEN9 5950Xを認識してくれませんでした。
     ASUSのマザーに買い替えるまでに丸1日を費やさせてくれたマザーです。
 ● AMD ATHLON 3000G
     BIOSアップデートの為に購入したCPUです。
     X570ではサポート外とも知らず、一番安いCPUを購入しました。
     Asrockマザーでは認識されませんでした。
 ● AMD RYZEN3 3200G
     BIOSアップデートの為に購入したCPUです。
     さすがに今度は勉強して買いに行ったので、しっかりと認識して
     BIOSアップデートが出来ました。
 
 今回も難解でした。。
 私は、BIOS更新をしなくてもCPU認証はスルーしてBIOS画面に入れるという認識でいました。
 漠然と何の根拠もなく普通にそう思い込んでいました。
 なのでSTEEL LEGENDのポストステータスチェッカーのCPUとDRAMがエラー点灯しても
 「なに言ってんだおめ?」状態でした。
 「あ…BIOS上げないとダメ…かな」と現実を突き付けられ、PC屋に車を飛ばしました。
 「すんません!AM4のいっちゃん安いヤツちょうだい!」閉店5分前ですよ。
 で、ATHLON 3000Gを購入して意気揚々と帰宅しました。
 CPUを交換して電源ON!!・・・もうね、「ダメです!」って声がマジ聞こえた。。
 
 もうPC屋は閉まっているので冷静になってGoogle先生に聞いてみました。
 「X570はATHLON3000G非対応」という回答でした。
 翌日、対応リストを握りしめてPC屋開店前から駐車場で待機してGETしたのが
 RYZEN3 3200Gです。今度こそと帰宅しました。
 
 CPUを交換して電源ON!! 認識しましたよ当たり前ですよ。
 それで順調にBIOSをアップデートしてRYZEN9 5950Xに積み替えました。
 鼻血が出そうな興奮を抑え込みながら電源ON!! ○| ̄|_ まさにこの状態でした。
 
 「いやいや待ってよ…10万円の5950Xが壊れてるなんて無いよね?」自問自答が続きました。
 答えが出ないのでPC屋に行って「ASUSのX570マザーください」と言って
 TUF Gaming X570 Plusを購入。
 「めんどくせえな」とつぶやきながらマザーを交換して電源ON!!
 動きましたよ認識しましたよRYZEN3 3200Gを。
 BIOSアップデート完了してRYZEN9 5950Xに積み替えて、無心で電源ON…
 「TUF GAMING」というロゴが表示されたときは「ウホっ」って言った気がする。
 
 
 更新記事と連動したYouTube 動画です。


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 以上、今回も困難だった「MAIN PC03」の製作記でした。


▲2020.11.20

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