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Refined MR2 -自作パソコン メイン機03-

Refined MR2管理者の自宅の自作パソコン メイン機03 解説です。Windows10 64bit、RYZEN9 5950X、QUADRO RTX5000、自作パソコン関係、自作にこだわったサイトです。

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MAIN PC03

PC用サイトはこちら
メインPC02を更新してメインPC03となりました。
新しいソフトに対する反応の遅さ、動画編集時の若干のもたつき、OSの起動、終了に時間がかかる、昨今のメニーコア情勢…
もう半年前から新調を検討していましたが、AMDからRYZENの新型CPUが発売されるとの事で待っていました。
AMDによる10月9日の発表後に、すぐに(予約はできなかったので)注文という形でしたが受け付けてくれたお店があったので依頼していました。
そして11月7日にRYZEN9 5950Xを入手しました!

AMDのCPUは15年前にAthlon XP 2800+を弄ったのが最後でした。
現状のメインPC02もすでに8年前の物となっており、流用できるパーツはほぼありません。
今回はケース含めすべてのパーツを新調しました。
まあそこそこにお金は掛かりました。

今回も困難を極める長く(感じた)辛い戦いでした…  


イメージ01

CPUは、AMD RYZEN9 5950X(3.4GHz)です。
AMDは今回のRYZEN5000シリーズで初めてINTELを抜いて最強の座へ躍り出ました。
5950Xは16コア32スレッドという超化物です。
価格も約10万円という信じられない低価格です。
私は安定志向なのでCPUはINTELオンリーでしたが、乗り換えてしまう程の衝撃がありました。


イメージ02

マザーボードは、ASUSの
TUF GAMING X570-PLUSです。
理由は後述しますが、思い入れがあって購入したわけではありません。
間に合わせでの購入ですが、結果オーライでした。
こだわった点はチップセットにX570を使用している事。
X570はチップセット直結のPCIeがGen4なのです。
最新はB550ですが、これはGen3なので除外でした。
つまり、CPU側とチップセット側の2つがGen4なので、RAIDを組めば超爆速ということです。


イメージ03

CPUクーラーは、CORSAIRの
iCUE H150i RGB PRO XTです。
冷却水封入型の簡易水冷キットです。
ラジエターが360mmあり、RYZENシリーズではコレ一択のような感じだったので購入しました。
MAINPC02から簡易水冷を使ってますが全く問題なく冷やしてくれていました。
空冷ファンだとうるさいんですよね。。


イメージ04

今回は起動ドライブにM.2 SSDを採用です。
CFD販売のCSSD-M2B1TPG3VNFを選択。
M.2 SSD NVMe PCI-E Gen.4なので爆速が保証されています。
MAINPC02の頃はSSDが高価だったので、少ない容量を購入して
プログラムはHDDにインストールしていましたが、今では価格も安くなっていたので1TBの物を購入しました。
プログラムやキャッシュをM.2 SSDに入れればPC動作は否が応でも早くなります。


イメージ05

メモリは、G-SKILLの
F4−2666C18Q−128GVKです。
X570はメモリスロットが4つなので、32GBx4枚=128GB としました。
メモリは積めるだけ積むのが私のスタイルです。
2666MHzを購入しているのは、オーバークロックしないわけではなく、
X570の仕様で4枚刺しだとOCできないからです。
無理やりOCさせる方法もあるのですが、安定志向の私には必要ないです。


イメージ06

グラフィックボードは、NVIDIAの
Quadro RTX 5000です。
3D-CADで仕事をしている人には定番のボードです。
新古品で15万円でした。
1つ下のRTX 4000なら新品で購入できたのですが、それはLSI(2枚刺し)が出来ない仕様でした。
(30万の拡張ボード買えば可能…)
ゆくゆくはLSIもしたいのでRTX5000を購入しました。


イメージ07

電源は、オウルテック Seasonicブランドの
PRIME-TX-750です。
当然 80 PLUS TITANIUMを選択しています。
QUADROを選定した事で、500Wでは不安なので750Wにしました。
メインパソコンに省電力は求めていないのですが、
電源変換効率はもったいないので最高グレードにしてあります。


イメージ08

データドライブとして、Western Digitalの
WD101EFAXを購入しました。
これはサーバー08と同じ10TBのHDDです。
データドライブの一極集中化はデータ破損が怖いので、
ゆくゆくはRAID化を予定しています。
しかし、安くなった…


イメージ09

PCケースは、Fractal Designの Define 7 XLです。
サーバー08で側面ガラスの利便性に触れて、
今回も側面ガラスでスクエアな形状の物を選択しています。
サーバー08とは違い、ボードの増設やHDDの連装なども考慮して
フルタワーケースを選定してあります。
しっかりと設計されたケースで、様々な状況に応じて形状を変える事ができます。
配線処理など細かい所にも設計者の意思が感じられる良いケースでした。


イメージ10

組み上げて完成です。
PC02からの流用はDVDドライブのみです。
HDD連装形態にはしなかったので前側がスッキリしています。
HDDは前側の下に格納されています。
連装形態にせずとも、あと3台のHDDを格納できます。
やっぱりこの側面ガラスは便利ですね。
本来はLEDでのディスプレイ的要素が強いんでしょうけど、清潔感があります。


イメージ11

ラジエターの奥にUSB Tape Lightを貼り付けました。
机の下で暗いので、メンテの時に便利かと思います。
これはUSB待機電力で光るので、PCの電源が入っていなくても点灯できます。
BIOSではUSB待機電力は無効になっていましたが、このためにわざわざ有効化しました。
いやしかし、ケーブルが見えないだけでだいぶスッキリした印象になりますね。


イメージ12

滅多に取らないベンチを測ってみました。
QUADRO RTX5000のベンチ性能が少し気になったからです。
左の画像では13766というスコアでした。
GeForceRTX2080Tiと同等という感じでした。
ゲームでも快適に使えるという事がわかりました。

Cドライブ(M.2 SSD)の速度は半端ないですね。。
MAIN PC01でHDD RAID組んでた時でもいいとこ1000MB/sでした。
5000MB/sって…何やるにしても早いの一言です。
これで当分はストレスフリーで作業ができそうです。

ただ、動画のエンコード時間だけはあまり効果がなかったんですよね…
同じ動画をエンコードして2分しか早くならなかった…
動画編集ソフトは現在模索中で、Power Derectorを使っていますが、GPU性能に頼ってない?
以前はPremiereを使っていたのですが、バグりまくりで使用をやめました。
PremiereだとGPU性能で左右されるっぽいのですが、あまり使いたくはないのが本音です。
このあたりは時間掛けてでも良いソフトを突き詰めていきたいです。

3D CADはもう最高です。
どんなに重いデータでもサクサクぬるぬる動きます。
Inventorは拘束掛けたときに一瞬動きが止まるような現象(私だけ?)があったのですが、
今では何の抵抗もなく処理してくれます。
これだけでも十分RYZEN9 5950X+QUADRO RTX5000の恩恵があったと感じています。


イメージ13

いやいやいや、このCPUの数!!www
CPU 1つで32スレッドです…

PentiumIIデュアルCPUから始まった変態PC好きな私ですが、
もうこれ以上は必要ないかなと思っています。
さらに上には128スレッドとか価格も性能も桁違いなCPUはありますが、
Windowsでは扱いきれないし、私の作業では必要もないです。

このAMD RYZEN9 5950Xなら、これから先10年は使えそうな気がします。
でもIntelもそのうち王者奪還のために魅力あるCPUを出してきそうな気もします。
その魅力に負けた時がMAIN PC04組み立て時なのかな…


以上、MAIN PC03の製作レポートでした。



イメージ13

MAIN PC02から失敗が続いている気がします…
今回も不具合に悩まされた組み立て記でした。

・Asrock X570 STEEL LEGEND
    かなり熟考して購入したマザーです。
    BIOSアップデートを行ってもRYZEN9 5950Xを認識してくれませんでした。
    ASUSのマザーに買い替えるまでに丸1日を費やさせてくれたマザーです。
・AMD ATHLON 3000G
    BIOSアップデートの為に購入したCPUです。
    X570ではサポート外とも知らず、一番安いCPUを購入しました。
    Asrockマザーでは認識されませんでした。
・AMD RYZEN3 3200G
    BIOSアップデートの為に購入したCPUです。
    さすがに今度は勉強して買いに行ったので、しっかりと認識して
    BIOSアップデートが出来ました。

今回も難解でした。。
私は、
BIOS更新をしなくてもCPU認証はスルーしてBIOS画面に入れるという認識でいました。
漠然と何の根拠もなく普通にそう思い込んでいました。
なのでSTEEL LEGENDのポストステータスチェッカーのCPUとDRAMがエラー点灯しても
「なに言ってんだおめ?」状態でした。
「あ…BIOS上げないとダメ…かな」と現実を突き付けられ、PC屋に車を飛ばしました。
「すんません!AM4のいっちゃん安いヤツちょうだい!」閉店5分前ですよ。
で、ATHLON 3000Gを購入して意気揚々と帰宅しました。
CPUを交換して電源ON!!・・・もうね、「ダメです!」って声がマジ聞こえた。。

もうPC屋は閉まっているので冷静になってGoogle先生に聞いてみました。
「X570はATHLON3000G非対応」という回答でした。
翌日、対応リストを握りしめてPC屋開店前から駐車場で待機してGETしたのが
RYZEN3 3200Gです。今度こそと帰宅しました。

CPUを交換して電源ON!! 認識しましたよ当たり前ですよ。
それで順調にBIOSをアップデートしてRYZEN9 5950Xに積み替えました。
鼻血が出そうな興奮を抑え込みながら電源ON!! ○| ̄|_ まさにこの状態でした。

「いやいや待ってよ…10万円の5950Xが壊れてるなんて無いよね?」自問自答が続きました。
答えが出ないのでPC屋に行って「ASUSのX570マザーください」と言って
TUF Gaming X570 Plusを購入。
「めんどくせえな」とつぶやきながらマザーを交換して電源ON!!
動きましたよ認識しましたよRYZEN3 3200Gを。
BIOSアップデート完了してRYZEN9 5950Xに積み替えて、無心で電源ON…
「TUF GAMING」というロゴが表示されたときは「ウホっ」って言った気がする。

更新記事と連動したYouTube 動画です。

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 以上、今回も困難だった「MAIN PC03」の製作記でした。 ▲2020.11.20

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